「佐賀バルーンミュージアム」佐賀で開催されるバルーン競技やバルーンの事を学べる展示が盛りだくさん。
佐賀は日本でも有数のバルーン競技のメッカ。世界大会の開催地として、世界的に有名なバルーンの街です。そんな佐賀ですから、市内を歩いていると至る所でバルーンにちなんだ物を見る事ができます。たとえばビル、路線バス、商店街のアーケード。「どんだけ好きやねん!」と思わず突っ込みを入れるくらいにバルーンが大好き。
で、やっぱりというか、ようやくというか、2016年に満を持してオープンしたのが「バルーンミュージアム」。これは行っとかなあかんでしょう、なんたって「佐賀ポータル」ですから。
じゃーん、初めて見る佐賀バルーンミュージアムの外観。真っ白な外壁にバルーンをあしらった建物。
JR佐賀駅から真っ直ぐ県庁方面へ続く中央大通り沿い、佐賀神社や徴古館のすぐ近くにあります。
入り口を入ると、ドーンとだだっ広い空間。空間を贅沢に使って・・・なんですけど、なんとも殺風景。でも、まあいっか、と思えるのが田舎のいいところ。なんかこう、ほのぼのしてますね。
ちょうど佐賀城下ひな祭りの期間中だったので、ひな人形が飾られていました。
入り口は行ってすぐにあるお土産ショップ。佐賀各地の特産品などを販売しています。
おぉっ!これはミンチコロッケじゃないですかっ!
ミンチコロッケは魚のすり身に衣をつけて揚げた、魚肉コロッケ風の逸品。私が一押しする佐賀のB級グルメなんです。これのカレー味、ジャンクな感じでメチャウマですよ。
バルーン関連グッズも沢山販売されています。
とりあえずお土産はおいといて、先に進んでいくとステキな吹き抜けになっていました。
ここにはチケット売り場と、入り口ゲート。インフォメーションカウンターがあります。
自動券売機でチケットを購入。入場料、大人500円です。ちなみに、年間パスは1000円。これ買っとけば、ここを休憩所代わりに使えます。とっても静かな場所ですし、営業マンの憩いのオアシスになるかもしれません。w
それでは、いよいよゲートをくぐってミュージアムへ。なにがあるのか、メッチャ楽しみですねぇ。
最初にあったのはコチラ、シアターです。中は撮影禁止だったので写真はありませんが、バルーン競技の模様をドキュメントっぽく撮影したムービーが流れていました。観客席からでは見られない競技の熱気なんかが伝わってきて「バルーン競技ってなんぞや??」という人でも、なんとなく理解できるんじゃないでしょうか。スポーツ見学を楽しむ第一歩は、まず「知る事」ですからね。
ここでバルーン競技のイメージをつかんでおくと、この先もきっと楽しめます。
私が行ったときは、シアターは30分おきに上映されていて午前10時スタート、午後4時30分が最終でした。
ムービーを見たら、2階の展示フロアへ向かいます。エレベーターもあるので、階段の利用が困難な人でも大丈夫。
階段を昇りきると、すぐ目の前にゴンドラがありました。
このゴンドラは、日本で初めて熱気球の有人飛行を成功させたイカロス5号のゴンドラを再現したもの。イカロス5号の紹介動画を、モニターで見る事が出来ます。
イカロス5号のゴンドラをスタートにして、ず~っと奥へとミュージアムゾーンが広がっています。
まずは気球の歴史から。ムービーの解説付き。
模型で、飛行機や気球がどれくらいの高度まで飛べるのかを学びます。ジェット旅客機より高く飛べる気球もあるんですね、これは驚きです。
さらに進んでいくと、おおきなスクリーンなど面白そうな展示があります。
バルーンクイズラリーとかいうクイズマシーンがあったんですけど、いきなり一問目から「しるかそんなもん!」という問題で不正解。やる気なくすなぁ。
なんか組織名を答えろみたいな、クソ問題でした。ということで、もう絶対やらん。
そもそも、組織名なんてバルーンとなんの関係もないやんけ。もうちょっと面白い問題を出してほしかった、メッチャ残念。
バルーンの形状による違いを紹介する模型。レーサー型という縦に細いバルーンはスピーディーな上昇下降が可能。って感じの説明が書いてあります。
バルーンの飛ばし方。動画アリ。
フライトするときの装備をのせた、フル装備のゴンドラが展示されています。内部にはボンベや消火器がありました。このゴンドラにバーナー付いてますけど、バーナーだけの展示もありました。
これは料理で使うボールをひっくり返した様な半球状のコントローラーに手をかざし、手の動きで気球を操縦しているような視点を楽しめるアトラクション。
これはアレですね、指定された場所に立つと顔を取り込んでスクリーン内で飛んでいる気球に顔の画像が張り付けられるアトラクション。自分の顔が付いたバルーンが飛び回るので、子供が喜びそうです。
おぉっ!フライトシミュレーターがありました。これはやらなきゃならんでしょう。
操縦はバーナーのオンオフだけ。高度を変えて、行きたい方向に向かう風に気球をのせて目標に向かいます。
これが飛行機で言うスロットル、気球のバーナー。赤い部分を握るとバーナーオン、気球が上昇します。
画面には高度ごとの風向きが円と矢印で表示されています。気球は方向を変える装置がないので、行きたい方向の風に高度調節で乗る感じです。
これがナカナカ難しい。気球は現在「右斜め前方」へと吹いている風にのっています。一つ上の円まで上昇すると「左斜め前」方向へ。上昇下降で風を選び、赤いマーカーが表示されている目的地に向かいます。
なかなか思う方向に進めないけど、どの風をえらんで方向転換していくか、パズルをやってるみたいです。絶対やってみるべきですね「気球ってこうやって操縦するのか」という事が、よ~く分かります。ただ、実際のパイロットって、どうやって高度ごとの風向きを見てるんでしょうか。ゲームみたいに表示されてないでしょうし・・・これは奥が深そうですね。
で、気球を操って目標マーカーの真上に来たと思ったら、リボンを投げるボタンを押します。私の結果は・・・Bランク!
続いてやってきたのは、バルーン競技の説明ブース。競技の種類なんかも学べます。
全部は紹介しきれませんでしたが、他にもいろんな展示がありました。ぐるっと一回りしただけで、バルーン競技や操縦方法、バルーンにまつわる様々な事を知ることが出来ました。これを知ると、佐賀バルーンフェスタを数倍楽しめる事間違いなし。
見学を終えて出口から外にでると、カフェがありました。
ここもドーンと広いスペース。全体としてのどかで、の~んびりしています。これが良いんですよね。田舎らしい、佐賀らしい、アレコレやっても大雑把でどこかアカ抜けない。そこに癒されるというか、肩の力が抜けるというか、いいですよね。
気になるカフェのメニューはコチラ。
ホットドックのパンがチョット特殊で、あま~いんです。
そしてスイーツのメニュー。パフェがけっこう充実していて、パンケーキがメッチャ美味しそう。
バルーンミュージアムのカフェ「uhuhu(うふふ)」の記事はコチラ↓
自動車で来る方は、駐車場が気になりますよね。佐賀バルーンミュージアムの駐車場は、ちょうど裏側にあります。けっこう広い
佐賀バルーンミュージアム、駐車場の利用料金。普通車は30分100円、11人乗り以上の大型車は2時間2000円。
そして、この駐車場で見逃しちゃいけないのがココ「武家屋敷門。」
元あった場所から2.5メートル移築された佐賀藩士、嬉野家(175石余)の屋敷に建っていた門。屋敷地は60メートル四方と、かなり大きかったと書かれています。
という事で、佐賀バルーンミュージアムで遊んできました。
平日はとっても人が少なくて、運営的に大丈夫か?と心配になります。先日みた新聞記事によると、年間3000万ほど経費が掛かるそうな。この状況でペイする事は難しそうですが、なんとかバルーンに関心を持つ人が増えて多くの人に訪れてもらいたいですね。
このミュージアムは気球の事を知ることも出来るし、なんといっても「バルーンフライトシミュレーター」が面白い。一人でやっても面白かったので、数人出来てワイワイやるには最高じゃないでしょうか。今回は初級でやったので、次回は上級にチャレンジしてみようと思います。
佐賀に立ち寄った際は是非、佐賀バルーンミュージアム。ここでバルーンを知れば、次の佐賀バルーンフェスタを数倍楽しめる事間違いなしです。
「佐賀バルーンミュージアム」
営業時間:10:00から17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金:大人500円、小中学生200円。小学生未満無料
※この記事は私が訪問した時のものです。内容が変更になっている場合もありますので、佐賀バルーンミュージアムの最新情報、お問い合わせは下記リンクから公式サイトをご覧ください。
佐賀バルーンミュージアム公式サイト⇒http://www.sagabai.com/balloon-museum/main/
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