佐賀の千代雀を残そう!明治の酒蔵は、まるでレトロテーマパーク。一見の価値あり

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千代雀という酒蔵跡が凄くカッコいい!まるでテーマーパークみたいなんですよ。

小城牛津方面から国道34号線を佐賀方面へ。ちょうど、佐賀バルーンフェスタ会場として有名な嘉瀬川に架かる橋の手前に、煙突に「千代雀」と書かれた古くて大きな建物があるんです。ずっと気になっていたんですけど、保存に向けた取り組みが行われてると聞いて見に行ってきました。

どうですかこの建物群。都会じゃまずお目にかかれないですよ、古い建物が持つ存在感。今までは車窓からチラッと見るだけだったのですが、改めて見ると本当に凄い。

千代雀

煙突に書かれた千代雀はお元々お酒の銘柄で、明治元年(1868年)に古川酒造としてスタートしました。昭和32年(1957年)に千代雀酒造として法人化、2002年に休業し2015年に廃業。

建物は損傷が目立ち、NPO法人「地域文化財研究室まちのつぎて」が修復と保存に向けて活動しています。写真にある足場は、建物を保護するために建てられたもの。

千代雀2

橋の手前にある細い道路から千代雀へ行くことが出来ます。降りていく途中で見かけた建物。木々に埋もれていますが、かなりの大きさ。

千代雀3

ぐるっとまわりこんで正面の入り口へ向かっていると、壁に入り口がありました。かなり低い、高さは1m50cmくらいでしょうか。

千代雀4

うわぁ・・・思わず声が出てしまいます。手前の大きく立派な日本家屋から給水塔のような塔、奥にはまだ建物があります。

千代雀5

上の写真から少し右へ、大きな建物が迫力満点。これは残したくなりますよね、古い建物が持つ存在感と迫力。そして、日本的様式美の世界。

千代雀6

特に敷地内を緩やかにアールを描きながら流れる水路が美しい。

千代雀7

この水路は正面にある建物の下をくぐって、さらに先へと続いています。

千代雀8

敷地の奥には、他にもいくつか建物がありました。国道側から見た大きな建物も中にあるんですよね。

千代雀9

かつての繁栄を偲ばせる建物群、今は静かに朽ちようとしています。まさに寂びの風景。

千代雀10

事務所と書かれた扉。明治から平成まで百年以上の歴史を刻んた事務所です。

千代雀11

レトロで重厚な建物。広い敷地内にバランスよく配置され、緩やかにアールを描き流れる水路がとてもいいアクセントになっています。まるで小さなテーマパーク。

ところどころ痛みが見えるのが気になるところ、修復するにもお金がかかるし思いだけじゃどうにもならない現実。

千代雀14

何とか次代に残していきたいと思っても、今の私ではお金の問題はどうにもなりません。なんたって貯金ゼロの低所得者ですから。

非正規なめんなよ、二人の子持ち40半ばで大卒初任給くらいなんだぞ!って、なんの自慢をしとんねん・・・

ただ、このサイトを通じて、少しでも多くの人に知ってもらえたらいいなぁ。九州のキュレーションサイト「PiQ」を通じて、ライブドアニュースなんかに飛んだりしますから。

千代雀15

集落を抜けると、国道から見えていた足場がかかった建物を横から見る事が出来ました。中に入ってみたいですよね、修復して一般公開されることを願っています。

千代雀21

そうそう、千代雀のすばらしさはこれだけじゃないんです。千代雀が所在するこの場所、ここの集落の雰囲気がこれまた素晴らしい。

千代雀の前には、こんなレトロなレンガ造りの建物。

千代雀12

東側に建つこの民家も迫力満点、レンガと木目のコントラストがハイカラです。明治大正から昭和初期の雰囲気を色濃く残しています。

千代雀13

ここは家から水路に降りてくる場所。内側に水を引き込んで、作業できるようにしてありますね。

千代雀16

さらに正面に回ると、漆喰が見事な日本家屋。

千代雀17

水路沿いに建つ他のお宅にも水路に降りる階段が付いています。

千代雀18

千代雀の向かい側、嘉瀬川のほとりに建つ神社。

千代雀19

集落の鎮守様でしょうか、綺麗に手入れされた拝殿も年季が入っていていい雰囲気ですよね。

ほんと、この集落には川と共に暮らしてきた、日本の集落がそのままの姿で残っています。

千代雀20

どうですか千代雀酒造の跡地。私有地なので外から見ただけですが、これだけでも見どころ満点の素晴らしい建物群でした。また、この周辺の集落がとっても素晴らしい。

一度壊れてしまえば、この風景は永遠に失われてしまいます。それが人の営みだと言われればその通りなんですが、目の前で見ると何とか残せないかと思ってしまうのが心情というもの。しかし、安易に修復をしてしまっても、その後の維持管理にも費用や手間がかかるわけで、次代への負担になっては意味がない。

理想的なのは修復・保存をした後、自力で維持・運営費用を稼ぎ出せるようなビジネス活用が出来る事なんですよね。まさにこの問題に正面から取り組んでいるのが、冒頭でも紹介したNPO法人「地域文化財研究室まちのつぎて」です。

もし千代雀に興味を持っていただけたら、下のリンクから「地域文化財研究室まちのつぎて」のFacebookページをご覧ください。古い建物などを、残していくために活動されているNPOです。

NPO法人地域文化財研究室まちのつぎてFacebookページ⇒https://www.facebook.com/machinotsugite

千代雀、一般公開の情報があったら要チェックですね。中に入りたいですよ、ぜったい感動できるはず!

「千代雀酒造」

MAP:佐賀県小城市三日月町堀江1702⇒ Googleマップへ



 

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たくや@非正規編集長負け犬

投稿者プロフィール

非正規社員で非正規農家、非正規ウェブメディアの自称編集長と、もはや存在自体が非正規じゃないかと心配しながら暮らす”負け犬”ダメ中年。
起業に3回失敗しながら、全く懲りない永遠のチャレンジャー。

いつの日か、負け犬からハイエナに進化できる日を夢見ています。

大阪で生まれ、兵庫のベッドタウンで育ち、航空自衛隊に7年間勤務したのち就職。転勤族として全国を転々としながら時どき起業して失敗。その都度転職を繰り返し、気が付いたら福岡の片隅に流れ着いておりました。

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