まちおこし交流会に参加!中心市街地活性化は郊外との勝負で勝たねばならぬ

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佐賀市民じゃないのに「いどばたかいぎ」という市民活動の交流イベントに参加してきました。

情報発信を通じて佐賀に関わっていきたい、できれば将来は佐賀に住みたい。移住するなら都会でもできるサラリーマンという職業じゃなく、自由にやりたい事をやりたい。雇われない生き方をしたいから地方を目指す。都会と田舎、両方でサラリーマンやった私からすると、雇われる生き方なら圧倒的に都会の方がいい。

金も信用も実績も人脈も、さらには地縁も何も無い私では何もしなければとても辿り着けない目標。なので出来る事から始めたのがこの佐賀ポータル。佐賀を知るために休日を使って取材し、記事をコツコツ積み重ねて約2年半。ようやく少しずつ他人に知られるようになってきました。

次にやるべきは人との交流。

ということで「いどばたかいぎ」に参加してきました。

このイベントは佐賀市市民活動プラザが定期的に開催しているもの。

参加者同士が知り合い、できることを探している方も様々な活動を知るきっかけになる集まりです。まずは知り合うことから…始めてみませんか!?

事前申し込み不要という事と、市民活動や社会貢献等に関心がある方なら

どなたでも、お待ちしています。

このハードルの低さにつられて参加。

市民活動なのに佐賀市民ですらない私が行って大丈夫なものか、恐々としながら会場に到着するとスタッフの方がとても親切。よかった、みんないい人たちだ。いままで人見知りで人と会うことを避けていたのがバカみたい、もっと早くこういうイベントに来ればよかった。

ちなみに福岡でも開催される佐賀県が主催する交流イベントは40歳以上は対象外だったので、年齢制限なしなのも嬉しいですね。

COTOCO215の管理人さん

今回の「いどばたかいぎ」テーマはズバリ「まちおこし

私がいま一番関心がある内容、しかもその第一線で佐賀市の中心市街地活性化に取り組んでいる方がゲストとして招かれていました。

ありがたいお話をしてくださるゲストは「マチノシゴトバ COTOCO215」管理人の田中さん。

いどばたかいぎ2

「マチノシゴトバ COTOCO215」とは最近流行のコワーキングスペースというやつ。ザックリ言うとWiFiや電源や事務機器などの設備を備え、仕事スペースをシェアして使いましょうという施設。良くいるじゃないですか、スタバでマック開いてる人。後ろから覗いてみると、普通に動画見てたりゲームしてる人もいますけどね。

あれはカフェの座席を占有しているんですけど、COTOCO215はそういう仕事や作業をするスペースを貸しますという場所。カフェは付帯施設。他にもシェアオフィス(昔風にいうとレンタルオフィス)としての機能も持っていて、契約してスペースを借りる事も出来ます。

いどばたかいぎ3

まずは COTOCO215がどいういう活用をされているのか、具体的なお話。主にコワーキングスペースとして使われているのですが、そこから利用者同士の交流を促進。田中さんは「たまり場的な場所」と表現されていました。

仕事を目的として様々な人が来るので、それらをうまくマッチングしていくのが管理人。さらに交流を促進するために「サンライズカフェ」という不定期イベントも開催、今では学生や企業戦士(この言い方は古いか…)、行政からも参加する人がいるほどの大盛況なのだとか。

これはいい事を聞きました。地方って外から中へアプローチするのが凄く難しいんです、閉鎖的に見えますからね。地元意識で団結していてプライドが高く都会への嫉妬心からくる対抗意識が強い、ヘタなこと言うと怒らせてしまうんじゃないかという怖さがある。グループごとで対立関係があったり…そんなイメージなんです。怒らないでくださいね、過去の仕事でそういう地方を見てきたので。

しかし!佐賀には余所者でも地域の人と繋がる場所がある、とりあえずCOTOCO215に行けばチャンスがあるんです。ありがたいですね「このことを聞けただけでも来た甲斐がある」そう思いました。これからは時どき顔を出してみようと思います。

マチノシゴトバCOTOCO215公式サイト⇒http://co-cotoco.jp/

佐賀市中心部の活性化

様々な取り組みや施設の紹介の後に田中さんが言っていたこと、それは「中心市街地の活性化」について。これは地方が抱える大きな課題で、各地で取り組みがなされています。私も不動産業者として地方を周っていましたから、地主さんや商店主さんから実際にいろんなお話を聞きました。

もはや解決不可能なのではないかという重要テーマ、お話の中で印象に残ったのが「最近の若い世代は中心市街地が賑やかだった時代を知らない。」という言葉。

なるほど、そういえばシャッター通りと言われ始めて20年は経ってますかね、十代の若者にとってみればシャッターストリートが当たり前。賑わいを失った中心市街地は「常にシャッターが下りている廃墟のような街」というイメージなのかもしれません。

いどばたかいぎ4

郊外の大型ショッピングセンターに人が集まるのが普通であって、中心市街地は寂しい場所というのが今の若者には当たり前の光景。なので今後は若者に「新たに街中に対する興味を持ってもらう」ことが必要なのだという話でした。かつての賑わいを知る世代は今後減っていき、街なかを知らない、そもそも来ないという世代が増えていく。

COTOCO215は忘れられていく街なかを賑やかにする拠点を目指している。街なかの面白さを生み出し、発信していきたい。過去に戻る事は出来ないので、従来の考え方から脱却して新しい価値を生み出す場所でありたい。そのために必要な取り組みをしている。

なるほど、現場の人たちはそう考えているのかと驚きました。

今までの賑わいを取り戻そうという考え方でなく、そもそも賑わっていたころを知らないので新しい価値を生み出し興味を持ってもらう必要がある。文字通り一からのまちおこし、賑わいづくりをしなきゃいけない。佐賀ポータルとしても出来る限り応援していきたいですよね、明るい感じで話されるのでサラッと聞いてしまいましたが言ってる事はメチャメチャ重いです。

「まちおこし」を考える

私は自衛隊退職後不動産会社へ就職。地方への転勤が多く、各地で空洞化する中心市街地の地主さんや商店主を見てきました。徳島で働いていた時には、橋で本州と繋がったために若者を吸い上げられて衰退していく街を見ました。神戸から片道1時間半となり、企業も営業所などを閉鎖し神戸の支店と統合するなど合理化を進める。衰退する地方の実態を目の当たりにして、だんだんと「私に何かできる事はないか」と考えるようになったんです。

それ以来、地域活性化に関係する仕事に取り組みたいという思いをずっと持ち続けて現在に至り、ここからどうすればいいのかが分からない。とりあえずスグに出来るブログによる情報発信から始めたんですが、地方の現状を見て私が常々思っていたことがあるんです。

それは「明確な的(ターゲット)を定めて競合を勝ち抜くという視点が欠けている」ということ。誰も敵に回さず、誰にも恨まれず、仲良しこよしでお互い良くなりましょうなんてありえない。

例えば中心市街地の活性化を考えるなら、いま人が集まって賑わっている所から人を奪わなければなりません。シェアを奪い、広げるという発想。競合するのはイオンやゆめタウンといった県外資本の複合商業施設、郊外型ショッピングセンター。

ならばまず敵を知ること、郊外型ショッピングセンターの分析をしなければ始まりません。自動車で移動する人が多いからとか、住宅の郊外化が進んだからとか、そんな事で思考停止していては何も前に進みません。

まずは相手の価値、魅力はなんなのか。例えば「ゆめタウン」を分析してみると

・個々の店が強い。若者向けサブカルチャーならヴィレッジヴァンガード、雑貨のロフト、ダイソーに3COINS。大型スーパーなど。
・無料で時間を気にせず止められる広い駐車場。
・ショッピングゾーン内は車も通らず安全、自由に店を見て歩くことができる。
・荷物を預ける場所があり、カートなどを利用して身軽に複数の買い物を楽しめる。
・店舗同士の距離が近く数も多い。集積しているので便利。
・いつでも使える清潔なトイレ、授乳などのスペース。休憩場所も充実。
・買い物と同時に娯楽を楽しむアミューズメントゾーンがある。
・様々なニーズにこたえられる飲食ゾーン。気軽に利用できるファーストフードショップに子供連れでも気を使わないフードコート。

たった一か所、そこへ行くだけで上記の条件が揃っているんです。かつての商店街が担っていた役割もありますが、更にそれを拡大発展させたのが郊外型のショッピングセンター。いわば現代のスタイルに最適化された繁華街なのです。

中心市街地へ人を呼び込むという事は、この新しい繁華街に打ち勝つ価値を生み出さなければならなりません。イベントで何かをやった気になっても、人は定着しません。人が定着するだけの魅力を備えたうえでイベントをしなければ、何の意味も無いんですよね。

あとは同じ土俵で戦って「ゆめタウン」のような街にするのか、違う方向の価値を追求するのか。それを考えて実行していくのは地域の人たち。かといっても「ゆめタウン」だって優秀な社員の人たちが、夜遅くまで新たな価値の創造と効率化を徹底的に考えて研ぎ澄ませています。様々なチャレンジをし、失敗を重ねて成功を積み上げてきた姿が現在のスタイル。ここで立ち止まることなく、これからも進化を続けていくでしょう。

しかし手をこまねいていても、郊外型のショッピングセンターの為に地方の中心市街地が空洞化していく現状は変わりません。むしろ人口減少のあおりを受けて、更に酷い状況になるでしょう。



解決策として何が考えられるのか。

そのためには、よく言われる事ですが「シャッターを開けさせる」ことが大事なんじゃないでしょうかね。シャッターを閉めたままにしておくとデメリットが発生し、貸せば大きなメリットが生まれるというような。

反対する人も出るでしょうが、全員一致でやろうとすると何も決まらず何も出来ない。今後は多少強引でも法定外目的税による独自課税など、明確なビジョンを持って行政が街づくりに介入し、民間の開業意欲を刺激すること。ここにヒントがあるような気がします。

行政が本来やるべき仕事というのは、観光振興イベントやPR活動ではなくこういう事だと思うんです。そして皆が最重要視すべきことは稼ぐこと、儲ける事。稼がなければ事業継続ができない、お金を稼ぐことから逃げていては「まちおこし」はできません。お金が動くところに人は集まる、集まるからお金が動く。どちらにしても稼ぐ方法を考え、実行することが大事だと思うんです。

中心市街地は郊外のショッピングセンターに奪われた人の流れを取り戻すことができるのか、まずは勝ち組になっている相手を分析する。そこから学ぶことが沢山あるはずです。

中心市街地、郊外ショッピングセンター、商圏の人口は限られています。自分のほうへ人を引き寄せたいなら、シェアを奪う必要がある。どうやったら勝てるのか、共存ではなく競合という視点で考えていくことが大切なんじゃないでしょうかね。

これは観光でも言えること、誰かが笑えば誰かが悔しがる。この現実から目をそらして「まちおこし」は出来ないんじゃないでしょうか。同じ土俵で相手以上の価値を追求するのか、それとも全く別の路線で新しい価値を生み出すか。いずれにしても中心市街地でお金を稼ぐ、そこから考えていかなければ突破口は見えない。郊外のショッピングセンターだって、お金を稼げるからあれだけの施設を維持できるし店舗も多数出店しているんです。

最後に

「いどばたかいぎ」に行ってきたよ!という報告から話が脱線して「まちおこし」を考える事になりましたが、今回は参加させていただいて本当に参考になりました。最後に自己紹介をやったのですが、実に様々な方が来ていました。

私が自己紹介のトップバッターだったのですが「佐賀ポータル」というブログやってますと言った瞬間、多くの人が反応してくれたのが嬉しかったですね。

「あ、知っててくれたんだ」と、少しホッとしました。何それ?と言われたら、やっぱショックですよね情報を発信する立場の人間として。

イベント終了後もスタッフの方から歴史関係の記事を読んでますと声を掛けていただき、お話をさせていただきました。このブログを始めたばかりの時に、メールでお世話になった方もいましたし。

ブログという閉じられた世界の中で自己完結していると、絶対に見えないものが沢山見えてきました。

こういう場があれば、今後も積極的に参加していきたいと思います。皆さん本当にありがとうございました。

どこかで会うことがあれば、その時はよろしくお願いいたします。

 

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たくや@非正規編集長非正規農家兼ブロガー

投稿者プロフィール

現在は非正規社員で非正規農家、非正規ウェブメディアの自称編集長。
主に営業畑を渡り歩き、広報企画担当時にマーケティングを実地で勉強。
一部上場企業で営業課長、ベンチャー企業では営業本部長という肩書を貰った事もあります。
全国10以上の都市に転勤し、都会と田舎の格差に驚愕。地域活性化に興味を持ち、まちおこし関連の仕事をすることが現在の目標。

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