見えない世界遺産、穴を掘ってもまだ見えません。
佐賀の世界遺産登録地「三重津海軍所跡」に行ったら発掘調査中でした。
佐賀ですよ佐賀、九州の県全部言えるか?と聞かれても、最後まで県名が出てこない率NO.1のマイナー県です。そんな佐賀で唯一の世界遺産登録地が「三重津海軍所跡」なんですが、もうね、地味過ぎて切なくなってきます。
「見えない世界遺産」なんて自虐ネタで観光PRしていますが、もう痛々しいくらい無理があります。
実際に見に行った人が書いたブログでも以下の通り。
現実はただの河川敷公園なわけで、VRゴーグルだけで観光客(特にリピーター)を誘致するのは限界があるように思えます。札幌の時計台や高知のはりまや橋、長崎オランダ坂を指して日本三大がっかり名所(?)と呼ばれているようですが、この三重津はその比ではないようなレベルなのでは?
しかし!その汚名を返上するべく、新たに発掘調査が始まっています。
前回の調査ではドライドック内の木組護岸遺構が出てきたそうなので、今回の調査で更に多くの遺構が出て来ることを期待したいですね。
かなり広い範囲で掘っているように見えるので、とっても楽しみです。
じゃないと、これですから…みたまんま、普通の河川敷公園ですからね。
発掘現場の一角から木が出てきてますけど、現場の人たちは木にした様子もないので遺構とは関係ないのでしょうね。残念…
そういえば、前回お邪魔したときより、現地に展示物が増えていました。
たとえばコレ
ドライドック跡の遺構があった場所に、原寸大のパネルが設置されていました。
ドライドックがあった場所の表示と、海軍所時代の河川の護岸がコンクリートで表示されています。
その他、遺構があった場所にはプレートが設置されています。
コチラは三連溝状遺構。炉で溶かした鉄などを流し込むための施設だそうです。
少しずつ整備が進んできているようですね、作業風景は自由に見れるようなので発掘作業を見学するのも面白いですよ。私が見ている目の前でガラス瓶が出てきて、おぉっ新発見か?と思ってしまいました。結局、価値の無い物だったみたいですが…
発掘作業自体あまり見かける事が無いですから、時間がある時に見学してみると面白いですよ。ひょっとしたら新発見の瞬間に立ち会えるかもしれませんからね。
という事で、見えない世界遺産「三重津海軍所跡」が少し面白い事になっています。
「貴方も歴史の目撃者になれるかも?」三重津海軍所跡に行くなら今でしょっ!
「三重津海軍所跡」
MAP:佐賀市川副町大字早津江字元海軍所31番他 Googleマップへ
発掘調査期間:2016年3月18日まで
詳細情報、お問合せは下記リンクから公式サイトをご覧ください。
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