麺処佐賀の麺と、佐賀自慢の玉ねぎを使えば「あっ」という間にご当地グルメの完成です。
料理のド素人である私でも、失敗なく簡単に作れる佐賀のご当地グルメを考える「さがめし」。
佐賀にはいろんな食材があるので、何を使った料理にするか迷うところ。アレコレやるよりも何か統一したテーマを持たせた方が良いと思いながら探してみた結果、私の一押しとして注目した食材は「麦」を使ったいわゆる「粉もん」。麦の生産量トップは北海道なので別格として、福岡県と佐賀県が2位争いを繰り広げるほどの麦王国。
お好み焼きにたこ焼き、うどんにラーメン、老若男女、粉もんは大人気ですよね。これを使わない手はないでしょう。
写真は佐賀平野を埋め尽くす麦畑、麦秋の季節は感動もの。見渡す限り、陸地を埋め尽くす黄金色の麦秋。
これだけ麦作ってるんですから、佐賀には「粉もん」グルメで大阪をぶっちぎるだけのポテンシャルがあるはずなんです。
なんとかして「佐賀ご当地グルメ=粉もん」とい流れに持って行けないかなと考えているんですけど、私に出来る事なんてブログを更新する事だけ。なので「粉もん」を使って誰でも簡単に作れる料理を、特集記事で書いて行こうと決めました。
今回作ってみるのは「粉もん」の中で、最もポピュラーな麺を使った料理。材料をまな板にドーンと並べてみました。
佐賀の材料として「玉ねぎ」と伊之助製麺の「中華麺」。ネギは冷蔵庫にあった奴で、ニンニクの芽と牛肉はスーパーで買ってきました。肉も佐賀牛!と言いたいところですが、私は貧乏なのでアメリカ産の切り落とし肉。非正規社員に佐賀牛なんて、とてもじゃないけど買えません。調味料類は普段から料理をする人しか置いてないですよね、一から買うと大きな出費になってしまう。なのでクックドゥーの麻婆豆腐、レトルト食品を使用します。
玉ねぎは三瀬にある「ロッジやまびこ」で買ってきました。富士町産、4玉入って120円は安いですね。
伊之助製麺は佐賀県神埼市にある製麺所の老舗。四百余年来の伝承とか書いてありますよ、老舗のレベルが違う。伊之助製麺の創業は1818年、今から約200年前。それ以前、1635年頃には神崎に製麺技術が伝わっていました。
佐賀の材料を紹介したところで、いよいよ調理開始。
まず最初にニンニクの芽を食べやすい長さカットして、軽く下茹でします。適当に火が通ったら、一度あげます。
続いて麺、一人前約100gを3分ほど茹でます。
肉は一口で食べやすい大きさにカット。
玉ねぎ1玉を縦にスライス
ネギは粗みじん切りに。
茹で上がった麺はザルにあげて軽く洗います。
水を切ってボールに入れ、ごま油があれば軽くかけます。
フライパンに油を引いて、麺を投入。
中火から弱火で焦げ過ぎないように、じっくりと焼きます。あんまりかき混ぜないほうが良いです。
焼いた麺を器に移します。
続いて焼きそばのソース作り。
フライパンに下茹でしたニンニクの芽、玉ねぎを入れて炒めます。焦がさないように、中火でやりました。
玉ねぎがしんなりしてきたら肉を入れます。
肉に火が通ったらクックドゥーの麻婆豆腐を全部投入。
3~4人前と書いてあった割に、少ないですねぇ。
軽く混ぜたらすぐに刻んだネギを入れて
クックドゥー麻婆豆腐の箱には水を入れるように書いてなかったのですが、味が濃いので150cc水を投入。ここは味を見ながら微調整。
火を弱めて、とろみが出るまで煮込んでソースの完成。
出来上がったソースを器に入れた麺の上からかければ「麻婆焼きそば」が出来上がりました。
どうだ!超簡単でしょう。
麺を茹でてから焼いて、野菜と肉を切って炒めて、最後にレトルトパックの中身をぶちまけるだけ。
肉もたっぷり、アメリカ産ですからボリューム満点。貧乏人には質より量ですよ。余裕のある人は佐賀牛でどうぞ、もっと美味しくなるはずです。
それでは「実食!」
麺を少し焦がしてるので、麻婆のあんかけをかけると食感のコントラスト(対比)が抜群。見たまんまの中華焼きそば、味は味噌の風味が濃厚。レトルト品を使ってるので外れはありませんが、個人的には花椒を軽く振りかけたいところ。花椒は山椒と比べて、更に辛くて香りが強い香辛料。なければ山椒をかけても随分味が変わりそうです。全体として普通に美味しく無難な味ですが、少しもの足りない気もします。そこはお好みで調整してください、別にクックドゥーじゃなくてもいいですし。
伊之助の中華麺は焦がしてもモッチリしてますね、麺がとっても美味しい。ここの乾麵や生めんシリーズはマジで美味しいんですよ。伊之助の生ちゃんぽんと半生うどん、佐賀へ行くと月に一度はどちらかを買って帰ります。
続いて肉とニンニクの芽。これは中華でも定番の組み合わせ。外れるはずもなく、一緒に食べると抜群に美味しいです。麻婆のあんかけと牛肉、そしてニンニクの芽はとっても相性がいい。味噌の旨味が効いているので、グッと深いコクのある味になっています。
最初は美味しかったのですが、食べ進めていくと味が濃ゆく感じてきました。元の味が濃厚なのでナスなど水気のある野菜を増やすか、豆腐を入れてもよかったかもしれません。いずれにしても、麻婆と焼きそばの愛称は最高ですよ。牛肉とニンニクの芽もね。
ご飯のお供に抜群の味なので、味を薄くすることを考えるよりライスと一緒が良いかもしれませんね。ダブル炭水化物を気にしない人に限りますが、ラーメン・チャーハンやる人なら大丈夫でしょう。
それにしても麺を使ったご当地グルメは簡単でいいですよね。
「麺+佐賀のなにか」であっという間にご当地グルメ。前回の「ミンチコロッケうどん」もそうですが、麦生産地として小麦製品、いわゆる「粉もん」を前面に出していけば次々と生まれてきそうです。香川が「うどん」なら、佐賀は「うどん」も含めた「粉もん」料理全般をご当地グルメにしましょうよ大阪みたいに。「うどん県」に「粉もん佐賀」で対抗するのも面白そう。
「全粉もんが泣いた・・・佐賀のご当地グルメ」
「全米が泣いた」という、よく見かけるハリウッド映画に使われるコピーをパロディーにしてもバッチリ語呂がいい!
佐賀のご当地グルメ「粉もん佐賀」、いろいろと考えて特集記事にしていこうと思います。
うどん、焼きそばと来たので、次は佐賀のご当地「お好み焼き」でも考えてみましょうか。関西人出身の私が考える、佐賀のご当地お好み焼き。どんなものが出来上がるのか、乞うご期待!
「麻婆焼きそば」
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