「永野の風穴」真夏でも寒いくらい涼しい佐賀武雄市にある不思議な岩穴。

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「永野の風穴」武雄市にある不思議な歴史遺構。思った以上に大きな穴で驚きました。

一年中冷たい風が岩の隙間から吹き出し続けているという不思議な岩穴「永野の風穴」は、真夏でも内部の温度が9度前後に保たれるという天然の冷蔵庫。そんな不思議な場所があるとの事で、さっそく行ってきました。

永野の風穴があるのは、武雄市の永野地区。国道498号線を武雄から伊万里へ向かう途中、ちょうど「川古の大楠」の駐車場の手前「若木町川古」の交差点を右へ山のほうへ向かいます。

永野の風穴1

しばらく行くと、永野の風穴への案内看板が見えてくるので左折。

永野の風穴2

いかにも山間の集落という昔ながらの風景を眺めながら直進すると、永野公民館と駐車場があります。ここから先は非常に狭い山道なので、自動車で行くことはできません。

永野の風穴3

永野の風穴は地域の人が管理しているようで、募金箱が置いてありました。

永野の風穴4

公民館の向かい側には、永野の風穴を紹介する掲示板。

永野の風穴5

このあたりの風景もとてもよくて、段々畑が美しい集落です。

永野の風穴6

案内板に沿って風穴を目指して山登り。

永野の風穴7

風穴へ向かう道の入り口に大師堂がありました。

永野の風穴8

風穴へ向かう道沿いの風景がとても素敵で、昔ながらの集落の様子がそのまま残っています。

永野の風穴9

日本昔話に出てきそうな家が目の前に

永野の風穴10

こういう入り口好きだな~、いかにもな古民家。

永野の風穴11

こちらは立派なお屋敷ですね。

永野の風穴12

入り口の瓦に大黒様かな?縁起がよさそうです。

永野の風穴13

道中には看板とのぼりがあり、風穴への道しるべになっています。

永野の風穴14

だんだんと人里を離れ、山の中へと入っていきます。

永野の風穴15

途中にもアチコチに石垣がありますね、かつてはこのあたりも棚田になっていたのでしょうか。

永野の風穴17

コンクリートで舗装された道も終わり、いよいよ山道へと入っていきます。

永野の風穴16

遊歩道を歩いていると、周りには巨大な石がゴロゴロと転がる岩場になってきました。石切り場かと思ったのですが、切り出された跡がありません。自然にこのような姿になったのでしょうか。

永野の風穴18

遊歩道を更に先へと進んでいきます、道が険しいので訪れる際には歩きやすくて滑りにくい靴を履いたほうがいいです。

永野の風穴19

さて、いよいよ最後の難関。かなりの急斜面です。

永野の風穴20

ん?このロープを使えと?

永野の風穴21

途中の石垣、この上に風穴があります。

しかしこの石垣、まるで城郭のようですね。かなりシッカリと作られていますので、城の石垣を作るような高度な技術を持った職人の手によるものでしょう。当然そういった技術者は築城の機密に触れる人たちで領主のお抱えだったりすします。

石垣の様子から、ここが作られたのは江戸時代初期の1683年頃と言われているそうです。

永野の風穴22

さて、最後の難関を上りきって、ようやく永野の風穴に辿り着きました。公民館から15分から20分くらいでしょうか。

入り口には岩場に空いた岩穴を補強するような石積み。もともと、天然の岩穴があったそうです。懐中電灯と殺虫剤が入り口に置かれていますが、中は真っ暗なので懐中電灯は自分で用意したほうがいいかもしれません。電池や電球が切れていたら大変ですから。

永野の風穴23

それでは、風穴に入っていきます。

永野の風穴24

風穴の中から、冷たい風が外に吹き出してきます。う~ん、いい風

中は思ったより広く、なかなかの迫力です。写真じゃ奥行きがうまくでてませんね・・・奥行きは、およそ8メートルくらいあるそうです。

永野の風穴25

中の温度は10度くらいでしょうか、外の温度は体感で30度近くあるように感じます。なるほど、なかは驚くほど涼しい。というか、ズット居たら寒くなりそうな温度です。

永野の風穴26

風穴の中から外を撮ってみました。少しレンズが曇ってるかな?

永野の風穴27

風穴の中にもシッカリとした石積みがあります。

 

永野の風穴29

この風穴、中が涼しいのは地下に一年中解けない氷があるからだそうです。そこで冷やされた空気が岩の隙間から吹き出し、天然のクーラーのようになっているとのこと。

う~ん、自然の神秘ですね。なんでここの地下にある氷は解けないのでしょう??

この場所がなぜ作られたのかはっきりしていないらしいのですが、この地域を治めていたと思われる岡部領主が「氷室」か「涼み所」として作らせた可能性が高いそうです。

永野地区にある神社から風穴へと登る道が現存していて、領主が神社を参拝したあとに登って来たとのこと。

石垣から下を見て、道を探してみました。思ったより高いな・・・チョットびびりました。

永野の風穴30

一通り見学したところで下山していきます。風穴の石垣を見ていたら滑ってこけそうになりました。登りより下りのほうが危ないんですよね。

永野の風穴31

そして集落へ。

永野の風穴32

駐車場から、ちょっとした山登り。手軽で運動不足の人にはちょうど良いかもしれません。ただ、少し険しい箇所もあるので、自信が無ければ一人で行くのは控えたほうがよさそうです。

なんせ、ほとんど人が通らないうえにけっこう集落から離れているので、何かあったら大変です。

いずれにしても、歩きやすい格好で天気も調べてから行ったほうがいいでしょう。雨が降るとかなり滑ると思います。

「永野の風穴」

MAP:武雄市若木町大字川古(永野公民館付近)Googleマップへ



 

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コウテツタクヤ編集長

投稿者プロフィール

非正規社員で非正規農家、非正規ウェブメディアの自称編集長と、もはや存在自体が非正規じゃないかと心配しながら暮らす”負け犬”ダメ中年。
起業に3回失敗しながら、全く懲りない永遠のチャレンジャー。

いつの日か、負け犬からハイエナに進化できる日を夢見ています。

大阪で生まれ、兵庫のベッドタウンで育ち、航空自衛隊に7年間勤務したのち就職。転勤族として全国を転々としながら時どき起業して失敗。その都度転職を繰り返し、気が付いたら福岡の片隅に流れ着いておりました。

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