まるで城郭のような造りが個性的な「武雄神社」は樹齢3000年の「武雄の大楠」や「むすびの檜」などパワースポットが満載!
武雄温泉で有名な佐賀県武雄市、実は樹齢3000年以上の巨木が3本もある巨木スポットなんです。そんな巨木の中で、最も有名なのが今回紹介する「武雄の大楠」です。「武雄の大楠」があるのは、武雄市中心部にある「武雄神社」の境内。735年に創建された、武雄市内で最も古い神社。
今回、北方へカツ丼を食べに行ったら、なんとランチタイム終了で準備中の看板・・・もう、佐賀の飲食店はすぐ閉まる。もうね、ランチタイム終了で目当ての店に入り損ねるのは何度目か・・・
まあ、そんなこんなで空振りしちゃったので、少し足を延ばして武雄神社まで。これが想像以上に強烈なパワースポット感に満ち溢れた場所だったので、さっそくレポートします。
自動車を止めた駐車場。武雄神社の目の前なんですが、平日なのに満車状態。当てにすると止められないかもしれないので注意してください。
この駐車場は流鏑馬(馬に乗って弓を射るやつ)の会場にもなっているらしく、一角にはなんと切腹した射手を祀る塚がありました。
なんとまぁ恐ろしいというか・・・そもそも何で切腹した射手の塚があるかというと、流鏑馬で落馬したら切腹なんだそうです。ハラキリ、そう切腹ですよ。
そんなことで貴重な兵を死なせるなんて・・・無駄死にですよね。
いたずらに兵を死なせるなんて、指揮官は一体何を考えているんだ?と今の人は考えますよね。しかし、昔は人の命なんて、今よりずっと軽いものだったんです。
なんともやりきれない気持ちになりながら歩いていると、正面に武雄神社が見えてきました。
神社の裏には、観光スポットとして有名な御船山があります。
道路を渡って、ここから神社に入っていきます。
急な階段、上りきったらスグに石垣。神社というより、城郭のような佇まい。
更に石段をのぼると
ドーンと正面に白い立派な社殿がありました。これは、なかなかの迫力です。
まずはお参り、神様にご挨拶です。
こちらが武雄神社の境内案内図。私が車を止めた駐車場も境内の一部だったんですね。
拝殿と本殿、かなり大きな本殿です。
神社境内からの眺めもなかなかのもの、武雄って綺麗な町ですね。
正面の道路と並行してはしる未舗装の土でできた道が流鏑馬の会場、その脇にある駐車場は私が車を止めた場所です。
こちらは県内最古の占い「歩射みくじ」というそうです。一回500円、弓で矢を射って先の円内を通過すると心願成就。恋占い用の赤い矢もあるそうです。
これは面白そうですね、やってみたかったな~。いまさらオッサンが恋みくじとかやりませんが、このサイトがこの先どうなるのか占ってみるのも面白かったかもしれません。私は射撃には自信あるんですよ、自衛隊の大隊射撃大会では満点出したこともあるんです。まあ、弓じゃなくて自動小銃ですけどねw
神社も立派なのですが、この奥には更に神秘的な空間があります。そう、武雄の大楠です。
ってか、「武雄の大楠」って入力しようとすると、「武夫の大楠」って変換されるんですよ。それも毎回・・・ほんっとMSIMEはクソですね。やっぱ文章書くならATOKが欲しい、お金を貯めて買わねば。
鳥居をくぐって道なりに歩いてきます。この道も雰囲気ありますよね、心がスーッと落ち着いていきます。
竹林の小道を歩くこと2分くらいでしょうか、ドーンと開けた厳かな空間。そこに「武雄の大楠」が鎮座しておりました。
写真じゃ伝わりにくいかもしれませんが、なんというか、思わず息を飲むという言葉がピッタリくるような、本当に神秘的な光景。まるでジブリの世界ですね、もののけ姫の世界です。木の根元に神様が座っていても不思議じゃない。そんな場所です。
真ん中に堂々とした姿で立つ巨木。まさに神木、樹齢3000年の大楠。日本に残る歴史よりもはるか古い時代からここにある木。まさに、神話時代の遺物です。
大楠自体もただならぬ雰囲気を纏っているのですが、この整備された森の中に佇む全体の雰囲気が・・・厳かというのはこういう雰囲気をいうのでしょう。
根元にある空洞、中の広さは12畳もあるそうです。あなたの部屋の広さは何畳ですか?この木の大きさが想像できますよね。
空洞の中には天神様を祀った祠があります。
少し角度を変えてみると、ますます神秘的。
案内板によると幹の周りが20メートル、高さが30メートル。
県内で2番目に大きな巨木だそうです。ちなみに、県内一番の巨木は同じ武雄市にある「川古の大楠」です。
見事な巨木に圧倒され、まさに心を洗われるような気分を味わいながら道を戻り神社から出ていこうとすると・・・コッチにも何かあるぞ?
夫婦檜と安産祈願石ですか。こちらは恋愛成就とか、人の縁を取り持つパワースポットのようです。
仲良く並ぶ二本の檜。
上を見上げると、二つの木が繋がっているように見えます。仲良く手を繋いだような二本の木。なるほど縁起がよさそうです。
二本の檜を繋いでいる枝から垂らされたロープ、そこには赤い糸が結び付けられていました。
このロープにつかまって、二人でこの橋を渡れという事なんでしょう。カップルが喜びそうなアトラクションです。
まあ、私は一緒に渡る人がいないので、試しに一人で渡ってみましょう。これで家内が少しは優しくなるといいなぁ~・・・いつも怒られてばかりの私にとって切実な願いです。女の人は怖いですからね、本当に根性が座ってる。恐ろしくて、逆らう気すら起きません。
渡り切って後ろを振り返ると、天然の鳥居みたいにも見えます。偶然の産物なのでしょうが、なんだか不思議な力を感じます。
ここから続く道を下りていくと、最初にくぐった鳥居の横に出てきました。
この景色もきれいですね。
初めて訪れた武雄神社、なるほど人気のスポットになるのもうなずけます。
なんといっても大楠の迫力と神秘性が凄いのですが、全体としてとても綺麗に整備されています。そして、城郭のような石垣や、白い本殿、さらに夫婦檜。自然の力を感じるパワースポットと、しっかりと人の手を加えて整備された美しさが見事に調和しています。
武雄神社の周辺には他にも観光スポットが沢山ありますので、まだ武雄市に来たことが無い人は、ぜひ一度訪れていただきたいですね。間違いなくおススメの観光地ですよ。
「武雄神社と武雄の大楠」
MAP:佐賀県武雄市武雄町大字武雄5327 Googleマップへ
参考:武雄神社公式サイト
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