佐賀の観光名所「佐賀市歴史民俗館」を公式サイトより写真を豊富に使って紹介するまとめ記事
佐賀市内でおススメの観光スポットを一か所だけ教えてほしいと言われれば、私が間違いなく推すのは「佐賀市歴史民俗館」ですね。通常、歴史民俗館というと博物館のような感じで、地域の歴史資料などが展示されている施設を思い浮かべるでしょう。しかし、佐賀市の歴史民俗館は佐賀市柳町というエリアの、旧長崎街道沿いに残る旧家や洋館をまとめて一つの歴史民俗館としている珍しい施設です。様々なイベントの会場となることが多く、コスプレ撮影の舞台としても人気のスポットです。
無料で見学できる歴史的建造物は全部で5館、他にも店舗で利用されている建物もあります。無料駐車場も完備で、人もそんなに多くない!そんな佐賀市歴史民俗館の見どころを、写真を多めに使って紹介してきたので、ここでまとめてみたいと思います。
旧古賀銀行
旧古賀銀行は明治18年に両替商をしていた古賀さんが設立した銀行で、大正8年頃には九州の5大銀行に数えられるほどの大手銀行だったそうです。大正15年の恐慌で残念ながら休業となり昭和8年に解散しましたが、建物は用途を変えつつも現在まで受け継がれてきました。ちなみに、銀行の創業者である古賀さんの家は隣りにあり、歴史民俗館を構成する文化遺産として一般公開されています。1階はレストラン&カフェ「浪漫座」になっています。
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旧古賀家
この旧家の隣にある洋館「旧古賀銀行」の創始者の居宅であった「旧古賀家住宅」は、明治期のブルジョア層が建てた家として規模も大きく見どころ満載です。古賀家はもともと呉服商でしたが、両替商に業種変更。明治17年に銀行業をスタートし、初代古賀善平から3代にわたってこの家に居住しました。隣にある旧古賀銀行の洋館と併せて、ぜひ訪れてもらいたい場所です。
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旧牛島家
間口に対して奥に長い造りで、京都などでも大人気の町屋建築。佐賀市歴史民俗館には、18世紀の前期に建てられた町屋が移築されて一般公開されています。今回紹介する「旧牛島家住宅」は、19世紀半ばの資料で足軽の高楊伊助が居住し問屋業を営んでいたという資料が残っています。住居兼店舗として活用されていた家は、入口から南へ続く土間、天井には力強い梁があり、重厚で力強い建物がとても魅力的な町屋です。
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旧三省銀行
旧三省銀行は明治15年に米相場取引を行う三省社として創業し、明治18年に三省銀行として正式な銀行となりました。その後、投機師専門の銀行となっていき明治26年に廃業。旧三省銀行廃業後は、医院や住宅として使用されてきました。
全体としては和風の伝統的な建築物に見えますが、日本建築を銀行業務に対応できるように工夫した造りになっています。江戸から明治、日本が西洋化していく過程で作り出された珍しい建築様式、明治時代の息吹を感じる事が出来る面白い建物でした。
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