「九年庵の秋」春と秋の年に二回だけ一般公開される『九年庵』秋の紅葉に行ってきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

苔が見事な庭園です、手入れが大変そうですね。

まち情報:観光

明治の大富豪が贅を尽くして造った日本庭園と別荘、和風セレブ的美意識の神髄です。

佐賀神埼市にある九年庵といえば、九州でもメジャーな観光スポット。毎年新緑の春と紅葉の秋に一般公開され、シーズンになると多くの人が訪れお祭り騒ぎになります。

九年庵は明治期に活躍した佐賀の大富豪「伊丹弥太郎」が九年の歳月をかけて築いた庭園と別荘の事で、庭園の苔と贅を凝らした建物が有名な国指定の名勝地です。私が行ったのは2015秋の一般公開。初めて観に行ったのですが、手入れがとても行き届いていて素晴らしい庭園でした。

しかし、凄い人ですね。九年庵の公開部分は正直いって狭ので、人でごった返していました。

近所の方々も稼ぎ時なのか、臨時の有料駐車場が数多く営業していました。

九年庵秋トップ

九年庵に入るには、整理券を貰わなければなりません。まず、九年庵への参道入口向かい側にある、九年庵本部の受付に行きます。本部の周りにはいろんな出店が出店していて、お祭り騒ぎ。

九年庵本部

ここでは整理券を貰うだけ、九年庵の入口で美化協力金として300円を支払います。

九年庵整理券

それでは、九年庵に向けて出発!

まず最初に出迎えてくれるのは、仁比山神社の仁王門です。神埼市の中でも、この城原川周辺は古くから開けた地域で様々な史跡などが残っています。良い場所ですよ!

九年庵仁王門

仁王門を抜けると、仁比山神社への参道が続きます。九年庵は、仁比山神社の境内にあるんです。

九年庵参道

ここでも大宰府天満宮の名物「梅ヶ枝餅」発見w

九年庵梅ヶ枝餅

参道のお店の中には、テキ屋じゃなくて地元の企業なんかも出店しています。神埼に来てるんだから、地元の物を楽しみたいですよね。

おッ、以前このサイトでも紹介した、創業380年の伊之助製麺さんが出店していました。

九年庵伊之助製麺

紅葉の季節らしく、銀杏の串焼きもありますね。参道の屋台を冷やかしながら歩くのも楽しいですよ。

九年庵銀杏串焼き

さて、九年庵入口にたどり着きました。徒歩で寄り道せずに歩いてくると、数分です。

九年庵内ではベビーカーやペットの持ち込みは禁止、撮影するときも三脚や一脚の持ち込みは禁止ですので注意してください。当然、中で飲食行為は禁止です。

九年庵入口

九年庵の庭園。紅葉には少し早かったでしょうか、緑が目立ちます。

九年庵庭園1

九年庵といえば見事な苔が有名ですよね、この木なんか見事ですよ。

九年庵庭園2

地面に落ちた紅葉と苔のコントラストが綺麗ですね。

九年庵庭園3

石垣が見えてきました、この石段を上ると九年庵があります。

九年庵石垣

九年庵が見えてきました。

九年庵庭園4

到着しました、九年庵です。園内が混んでいるので、ここまで来るのも一苦労。見学する方は、早めにいった方が良いでしょうね。私は昼11時半くらいに入ったのですが、見学できる順路が一本道なのでかなり中で渋滞していました。

九年庵九年庵

中を撮影、ここは仏間だそうです。丸い障子の中に仏壇があり、戸だなは斜めに切ってあります。天井なんかも変化があって、シンプルですが凝った部屋です。

九年庵仏間

建物に沿って表座敷に向かいます。それにしても、苔が見事ですね。

九年庵庭園5

九年庵の表座敷、客間の縁側です。

九年庵客間縁側

九年庵の客間、天井に使われている桜材が相当に貴重なものらしいです。

九年庵表座敷

天井の説明

九年庵天井説明

少し広めに舞台が作ってある記念撮影ポイント。警備員の方がとても親切で、見学者相手に様々な蘊蓄を披露してくれます。

九年庵記念撮影ポイント

庭には井戸がありました。

九年庵池

庭園の裏側、こちらは居住スペースで炊事場の前。ここが出口です。

九年庵炊事場

九年庵を出ると、仁比山神社の境内でした。紅葉がアーチのようになっていて、とても綺麗な場所です。

九年庵をでたところ

九年庵の庭園南側には、様々な飲食店が出店している素敵な場所がありました。

九年庵飲食ブース

名前だけは聞いていたのですが、公開期間が短いのでなかなか行けなかった場所です。実際に行ってみると、とっても素敵な場所でした。規模は大きくないので、見学はすぐに終わります。しかし、普段は非公開になっているだけあって、管理がしっかりと行き届いていて見応え十分ですよ。

年に二回しかないイベントなので、お祭り騒ぎになっているのも楽しいですよね。仁比山神社参道の露店を物色するのも楽しいです。

九年庵がある仁比山神社の奥にある山は、かつて仁比山城がありました。鎌倉時代末期、南北朝の頃に熊本を本拠とする菊池氏の一族(後に姉川氏を名乗る)によって築城された城です。

菊池武光は、1360年の大保原の合戦の後、菊池武安に肥前の攻略を命じ、武安は少弐氏征伐の牙城として仁比山城に拠った。武安は、姉川、本告、松崎、横大路、菩提寺等に支城を築き、肥後菊池の後援を得て、高木、竜造寺、千葉、松浦党を次々に撃破したが、少弐頼尚によって仁比山城を攻められ、敗れた武安は支城の姉川に落ちて姉川氏の祖となったのである。

武家家伝_姉川氏

その他にも九年庵がある仁比山神社の近くを流れる城原川の周辺は、中世佐賀の重要な地域で勢福寺城と支城群など数多くの史跡があります。

南北朝の時代から戦国時代まで、菊池、少弐、神代、龍造寺といった群雄が活躍した場所なので、ぜひ併せて楽しんでもらいたいですね。

「九年庵の秋」

MAP:佐賀県神埼市神埼町的1696 Googleマップへ

一般公開:春・秋の年二回



公開の時期、お問い合わせなど詳細は下記リンクから観光協会公式サイトをご覧ください。

神埼市観光協会公式サイト

神埼関連おススメ記事

「長崎街道神埼宿」佐賀神埼市にある旧長崎街道の宿場町は懐かしい田舎の商店街でした。

「姉川城跡」佐賀神埼市『勢福寺城』攻め!龍造寺vs少弐最大の戦い、龍造寺隆信本陣跡

「伊之助製麺直売コーナー」江戸文政元年から380年の歴史を持つ佐賀神埼の製麺メーカー直売所

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で佐賀ポータルをフォローしよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

たくや@非正規編集長負け犬

投稿者プロフィール

非正規社員で非正規農家、非正規ウェブメディアの自称編集長と、もはや存在自体が非正規じゃないかと心配しながら暮らす”負け犬”ダメ中年。
起業に3回失敗しながら、全く懲りない永遠のチャレンジャー。

いつの日か、負け犬からハイエナに進化できる日を夢見ています。

大阪で生まれ、兵庫のベッドタウンで育ち、航空自衛隊に7年間勤務したのち就職。転勤族として全国を転々としながら時どき起業して失敗。その都度転職を繰り返し、気が付いたら福岡の片隅に流れ着いておりました。

この著者の最新の記事

関連記事

特集

戦国佐賀
佐賀の乱
佐賀レトロ

おすすめ記事

  1. たまたま饅頭を買いに行って偶然見つけた歴史スポット、佐賀富士町の「金福寺」 佐賀の八賢人でしたっけ…
  2. 「櫛田宮」吉野ヶ里遺跡のほど近く、旧長崎街道神埼宿にある神社。 お櫛田さんと言えば「博多祇園山笠」…
  3. 佐賀市富士町の奥深く、田舎の山里にある国指定文化財「吉村家住宅」へ行ってきました。 佐賀北部の山里…
  4. 兵どもが夢の跡、天満宮が建つ於保氏居城跡と田畑の中にポツンと建つ墓石群。 佐賀藩主となった佐賀の地…
  5. 佐賀市三瀬にある貸切り利用可能な古民家「やまびこ交流館」見学のみなら無料。 福岡市と境を接する佐賀…

おすすめ

  1. 豚骨とニンニクって相性抜群だと思うんです。 佐賀市大財にあるドラゴンラーメン。ラーメン一杯390円…
  2. 九州以外の人からすると皿うどんと言えばバリバリ揚げ麺の長崎皿うどんなんだよね。 私も九州に来るまで…
  3. 佐賀でおこわといえば「まんえい堂」おこわも当然美味しいのですが「あん心(ころ)もち」がマジウマ過ぎて…
  4. 「三瀬そば」は福岡にある我が家から自動車で20分ほど、県境の山里にある三瀬そば街道1番人気のお店。 …
  5. 「全国五つ星の手みやげ」にも選ばれた佐賀の名店あけぼの菓子舗、逸口香(いっこうこう)と落雁専門の老舗…

アーカイブ

ページ上部へ戻る