手作りらしい優しい味で、とても美味しかったです。
「鶴乃堂本舗の肉まんじゅう」は佐嘉神社そばにある饅頭屋さんの手作り肉まんです。
肉屋や点心屋さんの肉まんが美味しいというのはよく聞くのですが、鶴乃堂本舗は珍しい饅頭屋さんの肉まんです。佐嘉神社や徴古館にいくと時々行列が出来ているのを見かけることがありますが、その行列の原因となっているのがこのお店です。
かつては佐賀神社参道のアーケード商店街として賑わった場所の様ですが、今は再開発の為か寂しい状況になっています。
昭和40年代を思わせるレトロな雰囲気の「鶴乃堂本舗」
佐嘉神社西側の商店街一帯はかなりカオスな状況になっているので、昭和レトロ哀愁系の景観が好きな人にはぜひおススメです。解体が進んでいっているので、近いうちに見る事が出来なくなる風景かもしれません。
過去の紹介記事:佐嘉神社の西側一帯がカオスすぎる「徴古館」と周辺の街並み
冒頭でも書きましたが、肉屋さんや点心・中華やさんの肉まんの噂はよく聞きますが、和菓子の饅頭屋さんの肉まんはとても珍しいですよね。
ショーケースの中には「黒糖まんじゅう」や「やぶれ饅頭」なんかに混ざって「肉まんじゅう」が売られています。饅頭屋さんなので、肉まんや豚まんではなく「肉まんじゅう」なんですね。
肉まんじゅう一つ150円、コンビニの肉まんより一回り小さいでしょうか。しかし重さはズシッとくるので、中身が詰まっているのでしょう。さっそく購入して食べてみる事にしました。
関西で豚まんといえば和からしですが、九州ではなぜか酢醤油が付いてくるんです。
二つに割ってみると、いかにも手作りといった感じの具が詰まっています。
実際に食べてみると、かなりアッサリしています。佐賀らしい優しい味で、コンビニなどで売られている肉まんに比べるとかなり薄味。いわゆる滋味系のエッジが立っていないインパクトの無い味ですが、ジワーっとくる旨みが優しく沁みてきます。
最近一部の肉まんで見かけるわざとらしい肉汁もなく、本物の手作りといった感じの素朴な味わい。酢醤油がとっても良くあいますね。
都会で育った人たちはコンビニやファーストフード系の最初にガツンとくる人工調味料の味になれているかもしれませんが、数十年前の手造りの料理はこういう素材の旨みがシッカリ感じられる優しい味が主流だったんですよね。
佐賀には古き良き時代の味がアチコチに残っているんですね、店舗の外観どおりの懐かしい味でした。
「鶴乃堂本舗 肉まんじゅう」
MAP:佐賀県佐賀市松原2-6-15 Googleマップへ
営業時間 9:30~19:00
定休日 第1・3月曜日
この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合がありますので事前に確認する事をおすすめします。
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