佐賀を代表するテーマパークは素敵なところでした。
佐賀嬉野にある忍者のテーマパーク「元祖忍者村 肥前夢街道」に行ってきました。
初めて行った場所なのですが、肥前夢街道は私の予想を遥かに上回るとても素晴らしいテーマパークでした。
何が凄いかというと、中で働いている忍者の皆さんが素晴らしい。設備やアトラクションはお金をかければいくらでも豪華になりますが、それだけだと同じような施設ばかりになってオリジナリティが無くなるんですよね。
しかし、ここ「肥前夢街道」は設備ではなくスタッフ一人ひとりの面白さや、世界観を大切にする想いが伝わってきて、コミュニケーションを通じて面白さが伝わってくるテーマ―パークなんです。これはディズニーランドが目指している「自分たちの世界を園内に作る」というコンセプトと同じ。肥前夢街道は単なる遊園地では無く、一歩中に入ると忍者の里なんです。どこでもやっているようですが、仕事だからやっているのではなく本気でスタッフがやりきってるのが実に素晴らしい。
そんな肥前夢街道に行ってきたので、さっそく紹介していきます。
料金表がコチラ、アトラクションを楽しんだり忍者服をレンタルしたり、幾つかのコースがあります。
入口の関所門をくぐると、さっそく葉隠れ忍者参上!ここで入園料を支払います。
今回は入園券のみ、1,100円で入場しました。
忍者服をレンタルする方は、ここで着替えるみたいですね。
園内に入っていくと、日本一のインチキ芸人「神谷弦二郎」さんの大道芸が行われていました。日本刀を使ったガマの油の芸、面白いですよ。
肥前夢街道は江戸時代の長崎街道をイメージして作られているとのことで、古い建物が再現されています。最初に見えるのは代官所。中には江戸時代の旅人の装備とか、いろいろと展示があります。
順路に沿って歩いて行くと、江戸リーマンが出迎えてくれました。なんというか、肥前夢街道のギャグセンスがオモシロいです。
おっ、馬がいますよ。可愛く愛想を振りまいているのは、ポニーですね。
こちらは口縄の館と名付けられた古民家。
中に入ると、白蛇など珍しい爬虫類が居ました。
コチラは焼者の絵付け体験が出来る「夢工房」
ここからは、嬉野温泉が一望できます。良い眺めですね~
コチラは巨大な登り窯かと思ったら・・・
七面鳥が居たりw
いや~、なんか堅苦しい事抜きで、このゆるさがメチャメチャ面白いんですけど。
目に入るネタというか、遊び心のある演出が時々ツボにはまります。
そんな色々を見ながら順路をたどっていきます、なかなかいい雰囲気じゃないですか?
長崎街道をイメージしているだけあって、旅籠があります。早速中に入ってみましょう。
中はかなり本格的に再現されています、こういうの好きだな~。江戸時代にタイムスリップしたみたいです。
台所も再現されています。
二階の廊下を見ていると、なぜか新撰組の池田屋事件を思い出してしまいました。とつぜん新撰組が切りかかってきそうな、そんな雰囲気がありますよ。
この他にも劇場やコスプレ道場などがあり、さらに順路は続いていきます。
すると、葉隠れ忍者に遭遇!
突然クノイチに声をかけられてアタフタする私。ブラック企業で務めていたためにコミュ障をこじらせ、他人と話をするのが極端に苦手になったのですが・・・。しかしそこは忍びの者、忍術の極意はコミュニケーション能力だとか。あれよあれよという間に手裏剣修行をする事になりました。
江戸時代から一転、突然現れた忍者の修業場。
いつのまにやら手に手裏剣が!
普段は有料のところ「平日だから無料で良いですよ」と言われ、気が付いたら手裏剣を握りしめておりました。。いや、かたじけない・・・
簡単に手裏剣投げの手ほどきを受けて、いざ実践!最初は全然的に当たらず、3投目で見事命中!なるほど、要領が解ればどうという事はない。どうでござろう、初めてにしてはナカナカ上出来ではござらんか?・・・実は、外しまくってアトラクション2回分の手裏剣投げたんですけどw
手裏剣2個同時に投げて、綺麗に刺さった時は気持ちよかったですね。これは楽しい。
手裏剣修行を終えると、何やらただならぬ気配が!
そこには覆面をした怪しげな男、見るからに上位の忍者と思われる人物が立っているではありませんか。
「そ、某に何か御用でござるか・・・?」
この御人、実は忍者の頭目「剣源蔵」殿。なんでも空中に投げたリンゴを一分間に何個切れるかという剣術の試技において、ギネス記録を持っている剣の達人だとか。
ギネスの認定証と共に記念撮影でござる!
そのまま、またもや修練場へと連れてこられ、次は吹き矢を渡されました。
こちらも簡単な手ほどきを受け、いざっ!
見事真ん中に命中!どうでござるか、某の腕前は。
「客人、それは子供用の的でござる・・・」
なんと!大人用の的は、更に奥に用意されていました。某が命中させたのは、手前の子供用の的。それでも真ん中に当たったので景品を受け取り、本日の忍者修行を終えたのでござる。
さて、修練を終えて次に向かおうとした時、先ほどのクノイチから「からくり屋敷」に挑んでみてはいかがか?との申し出があり、ここで受けねば男がすたるとばかりに快諾。さっそく脱出ゲーム的な忍者屋敷に挑むことに。
不安がないわけではないが・・・こうなってはぜひも無し、いざっ押して参る!
中は真っ暗だったり、怪しげな忍者の演出があったり、かなりシュールでオモシロかったりw
目の錯覚なんかを利用した面白い仕掛けがある屋敷内を、順調に潜り抜け脱出に成功しました。内部の写真も撮ったのですが、これは実際に行って体験してもらいたいですね。
忍者の里を抜けて、また江戸の街を歩いて行くと宿場町の中心と言えばコレ「本陣」です。
本陣とは大名の宿所、再現した建物があったので向かってみます。
おおっ!見事な玄関ですね、典型的な武家屋敷の造りです。
中には少し顔色の悪い殿様が座っていました。
一人と思って侮ってはいけません、ちゃんと武者隠しがあるので狼藉を働こうものなら槍で刺されること間違いなし。いくら忍者修行を終えたとはいえ、さすがに殿様に無礼を働いたら打ち首ものです。
本日は目通りが叶い、恐悦至極・・・とか言ってればいいのでしょうか。
見事な庭園を囲むように建物が配されていて、濡れ縁があります。
囲炉裏なんかもあって、再現されたものとはいえ風情がありますね。
ここからも嬉野温泉がよく見えました。景色がイイです。
なんか、手作り感がハンパ無いテーマパークなんですが、人のぬくもりを感じるイイ場所ですね。
ということで一周してくると、そこにはお土産屋さんがありました。
中には当然ながら手裏剣など忍者グッズの数々。それと、嬉野の特産品が売られていました。
日本刀デザインのハサミとかあります、これ仕事場で使ってたらウケますよね。人気者になること間違いなし!モテない人は、ぜひ机に置いておくべし!
最後の売店でお茶まで頂いて、無事に見学を終わりました。
全体の感想としては、とっても温かい雰囲気の楽しいテーマパークでした。田舎のテーマパーク感はハンパないですが、とにかく忍者の人たちが素晴らしいです。豪華な乗り物系アトラクションはどこにでもありますが、人の魅力で楽しませてくれる場所はナカナカ無いですよ。
元祖忍者村肥前夢街道、ここは人とのコミュニケーションを大切にした人情味あふれる場所でした。
あと、ギャグのセンスも面白いですよ。
私のイチオシはコレ
出血のさらに上行くおもてなしで「切腹大サービス」ってw
どんなサービスやねん、普通やったら引いてまうわ!
これ、ツボにはまってしばらく笑い続けてしまいました。
忍者ショーも開催されているとの事でしたが、今回は後の予定が詰まっていたので見に行けませんでした。いつか必ず、また遊びに行きたいですね。九州でテーマパークといえばスペースワールドが有名ですが、あそこは一度行くともういいやという感じ。
しかし、肥前夢街道はまた忍者に合いに来たいと思わせる、施設ではなく人がとっても魅力的な場所でした。嬉野に行く事があったら、ぜひ立ち寄ってもらいたい場所です。超絶おススメですよ!
「来たら損、来ないともっと損」どっちにしても損するなら楽しんだほうがえェ~に決まってマッセ!
「元祖忍者村 肥前夢街道」
MAP:佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲716−1 Googleマップへ
開園時間:平日9:00から16:00 土日祝9:00から17:00
様々な体験型イベント、コスプレイベントなども開催されています。詳細、お問合せは下記リンクから公式サイトをご覧ください。
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