海岸線を赤く染める、世にも珍しい海の紅葉風景です。
有明海の一部に群生するシチメンソウ、11月中旬頃は紅葉が見ごろです。
海にも紅葉があるのをご存じでしょうか。有明海にある干潟の一部で自生するシチメンソウと、北海道のアッケシソウという塩生植物が11月初旬から中旬に赤く染まるそうです。
佐賀市には東よか干潟という広大な干潟公園があり、日本一のシチメンソウ群生地として有名です。
ということで、さっそく紅葉の始まった「東よか干潟」に行ってきたので、紹介します
シチメンソウで紅葉する「東よか干潟」
シチメンソウとは、他の植物が自生できないような塩分の強い場所で育つ塩生植物。非常に珍しいそうです。
紅葉したシチメンソウのアップ。
まるで真っ赤な絨毯のようですね、山の紅葉と違い周りの景色が雄大で海と空と紅葉のコントラストが綺麗です。
東よか干潟は公園として整備されていて、見学しやすいように干潟内に通路が設けられています。
通路として整備されているところを外れると、そこは一面の干潟。汚れる事を気にせず干潟まで降りてこれるので、干潟観察にも良い場所ですね。
干潟には、ムツゴロウもいます。
シチメンソウの案内板もあり、何も知らない人でも「へ~なるほど」となります。
干潟の生き物を紹介する案内板もあるので、これを見ながら干潟の生き物を探すのも面白いですよ。
東よか干潟は、生態系を維持するために保護すべき干潟を定めた国際条約「ラムサール条約」に認定された干潟で、数多くの渡り鳥が飛来する場所でもあります。
東よか干潟ガイダンスルームに展示されている、ラムサール条約の認定証。
干潟の周辺は「東よか公園」になっていて、市民の憩いの場になっています。
たくさんの遊具があり、子供たちが遊んでいます。
広大な広場もあります。
公園の周りは見渡す限りの田園地帯、麦秋の頃には黄金色に輝く麦畑が一面に広がります。
一面の麦畑は圧巻で、見ると感動しますよ。西日本国でこれだけ広大な麦畑を見る事が出来る場所を、私は佐賀以外に知りません。写真は5月中旬ごろ、初夏の麦秋風景。
世にも珍しい海の紅葉風景、有明海と干潟と、見渡す限り遮るものが何もない雄大な風景。こんな風景を見ると、心が洗われますよマジで。
佐賀って何もないと言われますが、何もないからこそドカーンと広がる圧倒的な自然を楽しむことが出来ます。
ほんとダダッ広いドカーンという言葉がそのまま当てはまる平野と干潟、有明海が広がります。そこに、ドカンドカンと山を周りに置いた感じ。本当に大雑把で豪快な景色ですが、それが狭い日本では珍しい風景だったりするんです。見渡す限り開放的な景色が広がり、とにかく雄大、素晴らしい景観です。
ぜひこの佐賀の解放感を多くの人に味わってもらいたいですね。
ということでシチメンソウの紅葉、これもまた佐賀ならではの自然風景。世にも珍しい海の紅葉を、ぜひ見に来てください。
「シチメンソウの紅葉 東よか干潟」
MAP:佐賀県佐賀市東与賀町 大字下古賀(東よか公園) Googleマップへ
見ごろ:11月初旬から中旬
おススメ記事
「東よか干潟ガイダンスルーム」ラムサール条約の認定証(画像有り)東よか干潟を紹介する施設。
「ムツゴロウ」vs「シオマネキ」本物のリアルファイトが見られるのはココだ!小城市芦刈町
「わらすぼWRSBを見に行こう」佐賀県内で生きた実物が見れる場所はココだ!
九州でブッチギリの最下位というマイナー県”佐賀・サガ・SAGA”
佐賀ポータルって何?どんな人が運営しているの?
最新情報をお届けします
Twitter で佐賀ポータルをフォローしよう!
Follow @SagaPortalCopyright © 佐賀ポータル All rights reserved.