吉野ヶ里遺跡 古代植物館と古代植物の森
吉野ヶ里遺跡がある「吉野ヶ里歴史公園」の最も北側に位置するのが「古代植物館」と、古代植物の森ゾーン。この場所は徒歩で行くと距離がありすぎるので、遺跡内を循環しているバスの利用をお勧めします。20分おきに発着しているので、気軽に利用する事が出来ます。
古代植物館では吉野ヶ里遺跡を作った人々が生活していた森に関する展示や、草木染などを体験できる施設があります。また、ダムによって水没する予定だった樹林を表土ごと移設する、生態移植工法によって森を作っています。えっ!そんなこと出来るんだ!と驚いてしまいますよね。
その生態移植工法で作られた森がコチラ。
さらに森を抜けると、吉野ヶ里遺跡でも最大規模と思われる墓地が広がります。このモコモコが全部墓なんですから、これはもう圧巻ですね。
吉野ヶ里遺跡 西入口と公園ゾーン
吉野ヶ里歴史公園は、国立公園である遺跡ゾーンと県立公園である公園ゾーンに別れています。神埼市役所の近くにある西口ゲートは、県立公園側の入口で広場や遊具などが設置された公園になっています。東口から西口への移動は、一度外に出てくるまで移動したほうが良いでしょう。歩くと往復でかなり時間がかかります。
ちなみに駐車場料金と入場料は西も東も共通となっているので、遺跡ゾーンから出て西に来る祭は係りの人に入りなおす旨を伝えましょう。一時退場のスタンプを貰えば、入口を変えての再入場は無料です。
さっそく西口ゲートをくぐると、目の前には広大な広場があります。遠くに遺跡の建物群が見えるのが、最高に素敵です。古代の人も、こんな感じで都市を見ていたのでしょうか。
続いてバーベキューなどが出来る炊事スペースがあり、その先にはアスレチック系の遊具が置かれている「遊びの原」があります。
トランポリンのようにボヨボヨした…なんじゃこりゃ?こんな遊具もあるんですね、こういうのは子供が好きなんでしょうね。楽しそうなので私もやろうと思ったら、利用は小学生までという表示がありました。大人は利用禁止だそうです。残念!
ビッグボール?これは何をする遊具なのでしょう?子供が中に入って、ビッグボールにムギュムギュされるのを楽しむ遊具でしょうか。小さい子は好きそうですねこういう遊び。
他にもかなり長い滑り台や、トランポリンなんかもあってとても楽しそうな場所です。遺跡を巡って歴史を学んでから、公園の遊具で遊んだり、広場で遊んだり、一日中遊べそうな場所です。ちなみに、入場料は大人でもたったの420円です。駐車場代を入れても、とっても安いですよね。
親の財布に優しいテーマパーク、それが吉野ヶ里歴史公園です。
さて、全7ページにわたって吉野ヶ里遺跡がある「吉野ヶ里歴史公園」を紹介してきました。正直、以前から存在は知っていたのですが、なかなか興味が沸かずに行っていなかった場所なんです。
しかし、実際に行ってみると迫力満点の遺跡で、発掘調査を元に出来るだけ忠実に復元しているというから驚き百倍でした。特に北内郭の造りはとても興味深い物で、外堀と内堀、土塁と木柵、入口を鍵状にする虎口のような構造。中世における城館の元になるような造りが、2000年以上前から存在していたことに驚きました。
今回の記事でもすべてを紹介で来た訳ではありませんが、この公園のスケールを少しは理解して頂けたかと思います。イベントなども毎月開催されているので、ひとりでも多くの人に足を運んでもらいたい場所ですね。
「吉野ヶ里歴史公園」
MAP:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843Googleマップへ
吉野ヶ里歴史公園の詳細は、下記リンクから公式サイトをご覧ください。
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