2015年2月から3月にかけて開催された佐賀のひな祭りイベントで「ひなのみせ」として期間限定オープンしていた「むぎわらや」さんが、常設店舗としてオープン!イベントへの出店を中心に、生産者から新鮮な野菜や農産加工品を直接仕入れて販売している人気の”ファーマーズマーケット”が、佐賀のまちなかに拠点を構えて営業中です。
私も数年前に知り合いの農家から直接野菜を買い付けて、福岡市内で販売していたことがあったのですが、野菜の産直店ってとても難しいんです。毎朝、農家のところへ直接買い付けに行かなければなりませんから、地域を限定しなければなりませんよね。その結果、同じような野菜が同じ時期に出てくる。地域内で作っている野菜以外手に入らない。規格もバラバラだし、スーパーの袋にイッパイの豆やら、みんなが竹の子を持ってきて竹の子だらけになったり、とにかく品ぞろえが偏るんです。旬の野菜が並んでいるといえば聞こえがいいですが、メジャーな野菜が手に入らなくなると大変です。一部の農産品は農協が縛りをかけていて、直接取引禁止になっていたりしますし…。そんな苦労をされているのかな?なんて思うと、思わず応援したくなりますよね。
さっそく出ました玉ねぎの量り売り、訪問したのが昼を過ぎて夕方近かったので野菜はほとんど無くなっていました。
こちらは農産加工品コーナー。佐賀の生産者が作っている、安全で個性的な商品が並びます。
こちらにはチョットした雑貨類がならんでいます、一つ一つ聞いて行くと制作者さんの話なんかも聞けるんでしょうね。
今はまだイベントへの出店がメインとなっていて、店はイベントのない日に開いているようです。佐賀市はイオンモールにゆめタウン、モラージュ佐賀という郊外の巨大ショッピングセンターに加えて、県外企業のスーパーなどのショップチェーンがロードサイドに展開していて、九州の県庁所在地の中で最も活気のない繁華街で有名です。しかし、大手チェーンとは全く方向性の違う商品を揃えた個性的な店が増えて行けば、中心部の繁華街だって負けるはずがありません。福岡でいえば、天神のデパートやファッションビルと共存している大名や今泉の路面店のようになれると思うんですよ。
ということで、今はまだまだイベントで頑張らないと店だけでは厳しいということでしたが、とにかく応援したくなるお店でした。「休日は郊外へお買い物」という方も、ぜひ佐賀市の繁華街を歩いてもらいたいですね。佐賀の町はなんだか懐かしい感じがして、とても良い所ですよ。特に呉服元町など、古くからの繁華街は良い味出ています。
むぎわらや
MAP:佐賀市呉服元町7-3
イベントに出ている事が多いとの事のなので、営業日など詳細は下記リンクから、フェイスブックページをご覧ください。
むぎわらやフェイスブックページ
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