空自オスプレイの配備問題とか、愛称が愛称になってねーよ!とネットで話題になったり、とかく話題になりがちな佐賀空港へ行って来たので紹介します。県の広報資料によると正式名称は「佐賀空港」で、有明佐賀空港という愛称で呼ぶようにしている空港だそうです。実際に2015年5月21日現在の公式ウェブサイトでは、有明佐賀空港になっています。2015年5月に愛称を「九州佐賀国際空港」に変更するとの発表があったので、サイトのロゴなども変更になっていくのでしょうが、とりあえず面倒くさいので佐賀空港と言っておけば間違いありません。
佐賀空港は現在東京(成田・羽田)、ソウル/仁川、上海/浦東線の4路線が就航しており、佐賀市街地から南へ、川副町という地区の見渡す限りの田園風景と有明海の干潟に囲まれた場所にあります。佐賀駅のバスセンターからバスで35分、市中心部からほど近い空港として年々利用者が増加している空港です。
空港施設の東側には、広大な面積を持つ空港公園があります。
公園内には名機YS-11が展示されています。YS-11は私が7年在籍した航空自衛隊では、C-1輸送機とともに何度も搭乗して大変お世話になりました。まさに一時代を築いた国産レシプロ機の傑作ですね。
佐賀空港に所在する部隊…ではなく、佐賀県警の警察航空隊があります。
佐賀航空という民間航空会社、操縦訓練校にもなっています。
空港ターミナルビルの内部、入ってから向かって左にチケットロビー、右手が到着ロビー。こういう場合、ウィングとかいうとカッコよくなるのでしょうか。向かって左手がEAST-WING、右側をSOUTH-WINGとでもしておきましょう。
コチラは、佐賀空港チケットロビーの風景です。乗り入れている航空会社は、中国のLCC”春秋航空”と韓国のLCC”T’WAY航空”、そして大手国内航空会社”ANA”です。とてもこじんまりとしていて、辺境の地方空港らしいノンビリした雰囲気が抜群に良い感じです。
中央のエスカレーターで2Fへ上ると、右手に出発ロビーがあります。
こちらは2Fにある土産物店、空港の規模の割にはかなり広めですね。土産物のアイテム数は、結構充実しています。
さらにエスカレーターで3Fへ上がると、レストランフロアになっています。
エスカレータから右手に行くと、スカイギャラリーという展示スペースと有料のマッサージチェアーコーナー。
3Fに上がって、左手に行くと展望・送迎デッキに向かう階段があります。デッキの入場料は100円、自動改札なので100円玉を用意して向かいましょう。
空港の展望デッキから西側を見ると、管制塔と左に有明海、正面に見渡す限りの田園風景。
北東方向、内陸部側を見ると、コチラも見渡す限りの田園風景。茶色く見えているのは稲ではなく、麦です。ちょうど5月の麦秋のシーズン。風の谷のような、黄金色の絨毯ですね。
ちょうどエプロンに春秋航空の航空機がいました。滑走路は東西に一本、こじんまりとした感じがやっぱりイイ!本当に静かで、のどかで、田舎感がたまらなく良い雰囲気の空港です。
以上、佐賀空港を簡単に写真で紹介しました。周りに遮るものが無くて、広大な平野が広がる風景は癒されますね。佐賀市街地からの道も、解放感があって気持ちいいです。自動車なら約30分で到着するのですが、渋滞も無く、良く整備された道路で田園地帯を抜けてきます。これこそまさにカントリーロードですよ、今回は見渡す限りの麦畑の中を抜けてきました。自衛隊がここに配備されるとしたら、どうなるんでしょう。まあ、どう転んでも衰退著しい佐賀という街ですから、人口が増えるのは歓迎すべき事じゃないでしょうか。
飛行部隊が配備される基地や駐屯地になるなら数百人から千人規模の人員になるでしょうし、隊員だけでなく関連の民間企業や、その家族を含めれば結構な人数になります。また、基地対策の予算も国から貰えるはずですからね。
という事で、最近なにかと話題に上る機会の多い佐賀空港、無料駐車場完備でのんびりした良い場所なので一度利用してみてはいかがでしょう。
佐賀空港”有明佐賀空港”
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参考:佐賀空港公式ウェブサイト
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