佐賀を代表する菓子と言えば「丸房露」その元祖ともいわれる老舗が鶴屋!これは間違いない。
丸房露用のアイスが鶴屋から発売されたというニュースを見て、これは絶対ドンピシャ間違いない旨さになる予感がしましたね。どう考えても、頭の中で何回シミュレーションしても、旨いという答えしか出てこない。ということで行ってきましたよ佐賀、そして鶴屋。与賀神社の二の鳥居があったりして、この界隈がまたいい味出てるんだ。
「丸房露のためのアイスクリーム」を発売したのは、丸房露の元祖ともいわれ、創業から約380年の歴史を刻む鍋島藩御用の菓子司を務めた老舗「鶴屋」さん。
店内に入ると、正面のカウンターにありました!
丸房露のためのアイススクリーム!これですよ、これを買いに来たんです。
ぶらっと買いに立ち寄っただけなのに、なんと!試食までさせてくれました。
これがもうね、旨いんですよ。丸房露の味に負けない、マッタリ濃厚なミルク味。少し表面がサクッとして、クッキー状になってる食感と相まって・・・たまりませんねぇ。
丸房露のためのアイスクリーム、一個税込270円!
町おこし系の人が考えて、補助金が絡んだ特産品とかご当地グルメって「ネタ以外で誰が買うんだよっ!」って値段付けるじゃないですか、なんとかチップス一袋500円とか、ほんとふざけた値段。佐賀も多いですよね。
あれは原価を積み上げて、最後に利益をのせて価格を決めるからおかしくなる。そんなの日常的に消費されないんだから、そもそもまともに売れるわけがない。まずは売れると思う値段を決めて、原価にいくらかけられるか計算し、どうやって計算内に収めるかを考えるもんなんです。商品開発段階でのプライジングって、と~っても大事。
その点、このアイスは老舗企業が開発した本気で売るためのご当地グルメ、思っていたより値段が安い。これはヒットの予感がします。
創業数百年なんて老舗になると、私みたいな貧乏人には敷居が高い。と、思っちゃうんですけど、お菓子屋さんは単品販売してくれるので安心。鶴屋ほどの老舗でも、安心して買いに行けます。
でもって買って来たアイスがコチラ。佐賀県産のみかん蜜使用と書いてあります、試食でみかんの味なんてしたかなぁ。
原材料を見ても「みかん」がない。
ググってみると、ほのかな酸味のある「みかんの花の蜂蜜」がありますね。おそらくそれではないかと推測。
説明文を見てみると、嶺川養蜂場と書いてあるので間違いなさそうですね。
軽くお店で試食させてもらいましたが、もっとガッツリ食べてみましょうか。
蓋を開けてみると・・・あ、ちょっと溶けてる。さすがに福岡まで持って帰るとこうなりますか。車内でクーラーにあてて、帰ってから1時間ほど冷凍庫に入れてたんですけど。
とりあえずアイスだけ食べてみると、少し緩いけど冷たくて十分アイスになってます。これは美味しい、バターが使われてるだけあって濃厚なバニラミルクの風味。みかん蜜と言われてみると、ほんのりと柑橘の香り。意識しないと分からないくらい、ほんとに微かに感じる・・・気がするw
少しゆるいので、丸房露には塗り易い。たっぷりのせて、ガブッと一口。
やべぇ!これマジ旨いいぃぃぃぃっ!!!!!
鶴屋の丸房露って、表面のサクッと感が強めなんですよね。食感のエッジが効いているというか、外サク、中はシットリとは言わないけど独特の抵抗感がクセになる柔らかさ。その強めに効いてるサクッと感と、中の独特の食感がアイスが溶けるのと相まってメッチャうまいっす!
んで、丸房露の味もシッカリしてるんだけど、アイスが負けてないんですよ。それくらいに濃厚。
さらに多めにのせて、アイスに浸すくらいの勢いで食べる。これ、丸房露なくなってもアイスが美味しくて止まれません。
続けて食べていると、やっぱり最後は丸房露が勝ち始めますね。アイスが濃厚なんだけど、意外とキレが良くて丸房露が口の中一杯に広がってくる。丸房露の味が前面に出始めると、口の中が甘ったるくなる。なので、続けて食べるときはお茶と一緒がおススメ。
前に丸房露を食べたときに、乳製品が合うと思ってたんですよ。だからこのニュースを見たときは、迷わず、絶対ウマいという確信をもって、即効で買いに来ました。今回のアイスはコッテリミルク系ですけど、バニラミントなんかも合うんじゃないですかね。いろいろとバリエーションが広がりそうです。
丸房露+何か=佐賀のご当地グルメ
「うどん+なにか」に続いて、超絶お手軽ご当地グルメになりそうな予感。
夏限定というのが残念ですが、人気が出れば継続販売も・・・無理かなぁ。ぜひレギュラー商品になってほしい。冬の寒い日に、温かい部屋で「アイスと丸房露」。贅沢なデザートタイムを楽しみたいですよね。
「丸房露のためのアイスクリーム」
販売期間:夏限定
価格:270円(税込)
製造・販売:鶴屋菓子舗
購入店:鶴屋菓子舗本店
営業時間:9:00から19:00
定休日:元日
※この記事は私が購入したときのものです。内容が変更されたり販売が終了している場合がありますので、詳しくは公式サイト等でご確認ください。
鶴屋菓子舗公式サイト⇒http://www.marubouro.co.jp/
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