佐賀市の中心部で昭和33年から営業している欧風カレーの老舗「白山文雅」の2号店「白山舎」が佐賀市三瀬にオープンしてました。
フレンチスタイル本格欧風カレーの名店、佐賀で欧風カレーといえば「白山文雅」というくらいに有名なお店。いつか行ってみたいと思っていたのですが、「写真撮らせてください・・・」とか言えないっすよね、私は小心者ですからね、いくらなんでもフレンチのお店で「よ~言わん」ですよ。そんなモヤモヤを抱えていたら、なんと三瀬に2号店がオープンしていました。
で、アッサリ白山文雅の欧風カレーデビューを飾ってしまった訳であります。
この私の身に突然やって来た白山文雅の本格欧風カレーデビュー。事の起こりは、三瀬トンネルを抜けて佐賀へ行く途中にこんなお店を発見したことから始まります。
見た目は純和風、欧風カレー「白山舎(はくさんしゃ)」とか書いてあるので「古民家カフェっぽいカレーハウス」がオープンしたのかと思い立ち寄ってみたわけです。
店の横にある駐車場に自動車を止めて、ずーっと店の正面へ歩いて行きます。ね、どっからどう見ても純和風。しかも、めっちゃ本格的な古民家風。庭石、燈篭、店、恐ろしく綺麗に整備されて調和が見事。写真撮ったら、すごく絵になる。いや、妥協なしだね、コレはプロの仕事だ。
そして、店の入り口前にポツンと置かれたA型看板に書かれた文字「欧風カレー白山舎 白山文雅2号店 OPEN」
えっ、白山文雅2号店ですとぉぉっ?
この日は最初からここに来ようと思っていたわけではなくて、佐賀に着いてからランチするお店を探そうと思っていました。私が三瀬に入ったのは午前10時20分くらいだったかなぁ。そこで白山舎を見つけて立ち寄ったので、お店はまだ開いてません。
駐車場に自動車を止めるとシェフ兼店長さんっぽい人と、女性スタッフが出てきて「11時からです」と開店時間を教えてくれました。よければ裏から川にも降りられるので、散策でもしながらしばらくお待ちくださいとのこと。
こうなると「やっぱ出直します」とか言えない小心者、思い切って写真撮っていいか聞いてみたら快くオッケーして下さり、待望の白山文雅の欧風カレーを食べる機会が訪れたのです。いやいや、ビックリ。
ずーっと食べてみたかったカレーが食べられるならば、少し待つくらいどうってことないッスよ。時間くらい一人で潰しますとも、一人遊びは得意ですからね。ということで、おススメされた裏の川へと下りてみましょう。
お店の裏には、こんなに綺麗な川が流れていました。
対岸はのどかな田園風景。
川からお店を見ると、こんな感じ。けっこう降りてきてますね。まだ肌寒いのでオープンしてませんが、温かくなると川を見下ろすテラスでも食事が出来るそうです。雰囲気いいですね。
川のほとりから登ってきて、少しお店の庭を散策。田舎っぽいアイテムがありますよ。
場所はちょうどバス停の前。三瀬宿という事は、この辺りは三瀬街道の宿場だったのでしょう。周辺を散策してみると、面白いかもしれませんね。
井戸もありました。
なんやかんやと、お店の周りをうろついたりtwitterポチったりしてうるうちに11時。お店がオープンしました!さっそく中に入ってみましょう。
入り口は白壁に赤い扉が映えます。周りの田舎っぽいアイテムたちも、いい感じ。
スタッフに案内されて中に入ると・・・おぉっ!
これはモダンですね、外からだと想像もつかない内装。ギャップ萌えというより「私が入ってもいいのでしょうか?」的な・・・少しビビっちゃいました。
席に案内されて、着席。一番端の席に座らせていただきました。
窓枠も赤いんですね、静かで落ち着いた店内。高級感があります。
白山舎のメニュー。まだオープン直後という事もあって、最小限のメニュー構成だそうです。これから順次増やしていく予定との事。
何にしようか迷うところですが、せっかく一番乗りしたので数量限定メニューを注文しましょう。黒豚カツカレーかハンバーグカレーか・・・迷うところですがここはハンバーグをチョイス。
注文してから待つことしばし、ウォーターグラスも洒落てます。
ピカピカに磨かれたスプーン、そして東洋マジックともいえる万能食器である箸。
ラッキョと福神漬けがやってきました。期待が膨らみます。
待つこと約10数分くらい。なんとも上品なカレーがやってきました。
欧風というより、完全にフレンチスタイル。おもったよりハンバーグが大きい、半熟の目玉焼きがめっちゃウマそう。
皿に盛られているのとは別に、カレーのルーが出てきました。
そしてバターライス。フライドオニオンとレーズンっぽいのが入ってます。色が赤いのは雑穀が入っているからでしょうか、ライスも凝ってます。こちらはおかわり自由とのこと。
まずは野菜、佐賀はいつ来ても野菜が美味しい。野菜の味が濃いんですよ、やっぱ産地だからですかね。
最初に盛り付けられているライスはこれだけ、野菜などを食べてからガッツリとカレーライスを楽しみましょう。
そして、目玉焼きの乗ったハンバーグ。けっこう大きくて、厚みも十分。美味しそうです。
見た目は完璧ですよね、す~んごく美味しそう。味はどうだろ?
まずはカレーだけ食べてみると・・・コクが深い、メッチャコクのある濃厚なカレー。スパイシーというより、しっかり甘味があって、酸味もあって、とっても深い苦味がうま味になってて香ばしくて、とにかく複雑な味だけどバッチリ調和がとれてる。んでもって、ちゃんとカレーなんです。
辛さはそこまでではなく、後から少し効いてくる感じ。甘口をいつも食べてる人には辛いかもしれませんが、市販の中辛が食べれる人なら大丈夫なくらい。しかし・・・ふか~~いコクとうま味。
ライスと一緒に食べると、めっちゃ旨い!味が濃厚なので、カレー少な目でもご飯がススム絶品カレーです。ライスはべた付かずにモチっとした食感。
フレンチは多彩なソースで有名ですが、まさにこれはライス用のソースみたいな感じ。濃厚でコッテリ、抜群に合います。
そしてハンバーグ。私は上にのってる目玉焼きを潰して、黄味をトロリとさせて食べるのが好きなんです。
これもまた肉のうま味が強いですねぇ。牛肉の香りがとても良くてジューシーな、カレーソースで食べるハンバーグ。けどね、ハンバーグが負けてません。このあたりのバランスが難しいんでしょうね。
野菜はポテトにブロッコリー、ナス、エンドウ、レンコンは佐賀で良く見かけますね。
おぉ!カブでしょうか、柔らかくてとても美味しい。
無言になりますね・・・まぁ、一人なので無言なのですがw
とても美味しいので一気に食べてしまい、ここで別の容器で提供されたライスを入れてルーをかけます。ここからがカレーライスの本番スタート。奥の方にハンバーグが写ってるのは私のクセ。一番おいしい物を最後に残しておく派なのです。
せっかくなので、ラッキョも一緒に食べましょう。ラッキョうまいですよね、このラッキョも甘さと酸味が最高。シッカリと味を切って、口の中をスッキリさせてくれます。
ライスを全部使うと、思った以上のボリューム。お腹いっぱいになりました。
さすが老舗の絶品欧風カレー、とにかく味が濃厚なんです。食べログの口コミなんか見てても、白山文雅は佐賀で一番美味しいカレーと絶賛する人がいるくらい。ここ2号店である白山舎でも、酸味、甘味、苦味のバランスが複雑なのに絶妙なバランスで濃厚なコクと香りがたまらない本格派のフレンチカレー。噂の名店、白山文雅の味を堪能させていただきました。
最後に、この日食べたハンバーグカレーは税抜1900円、消費税8%で2102円。少し贅沢なランチですけど、このカレーなら納得。
佐賀市中心部にある白山文雅は大変な人気店ですが、三瀬の2号店「白山舎」は知ってる人が少ないためか平日は人も少な目じゃないでしょうか。私が11時に入って、出るのが11時40分ごろ。他に来店したのは1組だけでした。穴場かもしれませんよ。
「白山舎」
営業時間:平日11:00から17:30、土日11:00から18:00
定休日:月曜日
※この記事は私が訪問した時のものです。来店時にスタッフから聞いたところでは、メニューは今後変わっていくそうです。営業時間や価格も変更になる可能性があります。ご来店の際には、お店のフェイスブックページなどで直接ご確認ください。
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