初めての農業、ジャガイモのマルチ栽培にチャレンジ!心配だったイモが芽を出し始めました。
最近、隣にある畑のお婆ちゃんからよく声を掛けられるんです。最初はほとんど交流が無かったのですが、私たちが一生懸命耕しているので「綺麗になったねぇ、いつも熱心にやってるから感心してたんだよ」と声を掛けてくれました。そして簡単なアドバイスなんかをしてくれます。こういう交流って嬉しいですよね、もっと地域の人たちに認めてもらえるように頑張らねば!と気合が入ります。
ということで、3月1日にジャガイモを植えてからちょうど3週間ほど。前回ジャガイモを植えてから、雨で一週畑に入れず、次の週は新しく購入する予定の農業機械の説明を受けるためにクボタの展覧会へ。3月22日にようやく畑作業が出来たので、ジャガイモの芽が出ていないか確認してきました。
ビニールマルチが張ってあるだけで、一気に畑っぽくなってます。
この畑、何度も言いますが五年以上放置されていたという耕作放棄地。そこを耕してマルチを張ると、なんかプロの畑っぽい。この景色を見ただけで感無量、気分はもう一人前ですw
耕運機使ってるのは土地の所有者、一緒にやってる相方です。お互いサラリーマン同士、全くの初心者。あ~だこ~だと、お互いに調べてきたことを言いあいながらゆる~くやってます。「最初は全滅でもブログのネタにすりゃいいかw」なんて笑いながらやれるのも、副業でスタートしたからこそ。やっぱ新規就農は仕事を続けながら、副業スタートの半農がいいですよ。損しても生活に困る事はありませんからね。余裕がなくて焦ってしまうと、上手くいくものもダメになる。
コチラが生まれて初めて畝を作り、マルチを張ったジャガイモ畑。どうやら、畝は真ん中を高くして両肩を下げる必要があったみたいです。水たまりが出来ちゃってますねぇ。ちょっと考えればわかりそうな事なのに、いつも試行錯誤しながらなので余裕が無かったんでしょう。排水の事まで気がまわりませんでした。
まあ、ビニールマルチだから水が溜まっても関係ないんですけど、やっぱ見た目がねぇ、次からは気を付けよう。近所の農家にみられたら「汚い張り方しやがって」と思われるでしょうね。一つ勉強になりました。
やってしまったものはしょうがないので、ここからシッカリ栽培して挽回しなければ。まず最初にやるのは、気になっているジャガイモの芽。手で触りながら確認していると、マルチを下から押し上げてきてる場所があるんです。おっ、芽が出てるのかな?と思い少し破ってみると・・・
芽が出てる!
と思ったら雑草でしたw
コッチも雑草
ウェブで調べると20から30日で芽が出て来ると書かれていたんですが、今日はちょうど22日目。少し早かったのかもしれません。
それでも根気強く探していくと・・・
あった!ありました、ジャガイモの芽。これが生まれたてホヤホヤのジャガイモの芽です。
しかし、やっぱりまだ早かったみたいで、芽が確認できたのは2ヵ所だけでした。全部で170個くらい種芋が埋まってるので、まだまだほとんどが土の中。
それでも芽が出てくれて嬉しいですよ、なかなか芽が見つからなくて・・・全滅も覚悟したんですから。
5年以上放置されていた自然のままの土に、鶏糞などの有機物だけで土づくりをした有機栽培のジャガイモ。次の週にはもうちょっと芽が増えているでしょうかね。この日はジャガイモの芽を確認した後に他の段を全て耕耘し、排水の悪い畑の水路を深く掘り直して、1日の作業を終了。次は管理機を使って畝を立てるので、土を柔らかくしておきます。
当初の計画ではこの日に人参と大根を植えようと思っていたのです。が、ジャガイモを植えるときに畝作りで予想以上に時間をとられたので「こんな事してたら全く間に合わない」とクボタの畝成型とマルチ張りが一度に出来る管理機を導入する予定。おそらく私たちが3時間、4時間とかけてやる作業を、数十分で終わらせてくれるはず。休日でやってる副業の農業ですから、とにかく作業効率を上げないとやっていけません。雨が降ると一週スケジュールがずれる、毎週畑に来れるわけじゃないですから。繰り返しますが、超効率重視で作業しないと全く間に合わない。
そのためには機械化が必要で、多少の投資もやむなし。というか、本気でやろうとすることに投資が出来ないなら、最初からやるべきじゃないんです。出来るかどうかを考えるより、出来るようにやるにはどうするかを考える。あまり多額の投資は出来ませんが、出来る範囲で精一杯やる。農業もビジネスですから、ノーリスクで始める事はできません。
管理機が届き次第、その使い勝手も含めてレビューする予定。同じような機械を買おうと思ってる人は要チェックです。
なんとか少しずつ前進している農業へのチャレンジ。3月も終わりに近づいて温かくなってくると、心配なのはやっぱり雑草。ちょっと目を離しただけで、もうこの通り芽を出し始めています。
耕作放棄地だったので雑草の種や地中茎が埋まり放題。生えてる草の葉や茎だけに作用して土に触れると無害になるというアミノ酸除草剤もあるんですけど、最初は使わずに苦労してみようかと思っています。除草剤を使わず、ビニールマルチによる遮光で雑草対策をする予定。まあ、あんまり酷いようなら秋植えの前、夏ごろに一度散布して雑草を完全に駆除したほうが良いかもしれませんね。
ということで、いよいよ作物が育ち始めた畑。これからどうなっていくのか、しっかり実況していきます。ド素人が未経験から農業を始めたお話、どんなストーリーが待ち受けているのか・・・不安とワクワクが同居する感じ、やっぱ未知へのチャレンジは楽しい。
この佐賀ポータルの運営にしても、農業にしても、やりたいことを好きにやれる。派遣とか契約社員という制度が一般的になり、堂々と副業も出来るし残業する必要もありません。今の時代は私が若かった頃から想像も出来ないくらい、チャレンジへのハードルが下がっています。
私が自衛隊を辞めて一般企業に就職した時、一日19時間労働とかやりましたよ。朝8時半から朝礼して、終礼が夜11時なんてあたりまえでした。朝は自分でタイムカードを打刻しますが、そのあと総務が定時の6時半で勝手に打刻してかたずけてしまうとかね。大企業といわれる一部上場企業でそんな環境だったんです。それに比べれば、今は自由に使える時間が格段に増えています。ほんと、いい時代になりましたねぇ。
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