佐賀市北部は背振山系の高原地帯「佐賀高原」が広がっています。
佐賀高原なんて聞いたことない?えぇそうでしょう、私がたったいま名付けたのですから。佐賀市北部と神埼市の北部は背振山から続く高原地帯になっていて、福岡市の避暑地的な観光地として有名な三瀬村や古湯温泉の富士町、そして背振山ろくの背振町などがある地域。中世の頃には山内と言われていた場所で、北辰の龍なんてイカした二つ名を持った「神代勝利」という戦国武将が活躍した地でもあります。
今回はそんな佐賀高原から富士町と三瀬村にまたがるダム湖を中心にした、さが21世紀県民の森にある「森林学習展示館」に行ってきました。
この学習展示館は北山ダムによって生まれたダム湖「北山湖」の北側、山を少し登った所にあります。道路も整備されていて駐車場も完備、自動車で施設まで来れるので安心。
自動車を駐車場に止めて展示館に向かおうとすると、目の前に展望台への入り口がありました。海の森という看板がありますが、ここは海じゃありません山の中。海を見る事は出来ないので、気にせず展望台へと向かいます。
この通路で蜂に遭遇、注意してくださいね。
展望広場への看板、駐車場へ60m、展望台まで30m、計90mなので近いですね。
展望台が見えてきました、思ったよりシッカリした造り。
坂を登り切って展望台の上へ。どうですかこの眺め、ダム湖がとっても綺麗です。このダム湖の周りが「さが21世紀県民の森」大きな公園になっています。
森林学習展示館との高低差はこれくらい、手軽に登れる高さですね。
ずっとここで景色を眺めていてもいいのですが、時間が押しているので本日のメインである森林学習展示館に向かいます。
開館時間は季節によって違うようですね、冬は一時間短くなるようです。休館日は年末年始。「きのみいちば」という工作用の木の実や木材を使った工作体験コーナーもあります。
館内に入ると展示スペースがあります。木材がふんだんに使われていて、温かくて優しい雰囲気。
まず最初は森の生態系ジオラマ。
森にすむ生き物が紹介されていて、水中の魚もこの通り。
落ち葉の陰からヒキガエル。他にもミミズなど細かいところまでシッカリ作られています。
続いて昆虫標本コーナー。スズメバチの巣も展示されていました。
様々な学習パネルが設置されていて、森の自然を学ぶことができます。
木の実で作られた動物たちが暮らす集落のジオラマがあります。とってもカワイイ動物たちが沢山いますね。
一つ一つの動物を見ると、本当によくできています。
これを作るのは相当な時間がかかったんじゃないでしょうか。こういう工作をするための材料は、同じ館内にある「きのみいちば」にあります。
こんな学習スペースも用意されていました。森との触れあい教室みたいなイベントが開催されるのでしょうか。
県民の森の今昔、比較地図と林業で使われていた古い道具。このノコギリでかいなぁ。
この地域で一般的だった直家式古民家の模型。よくできていますよ、これも手作りっぽいですね。
様々な木材の標本が実際に触れる状態で展示されていますね。
グルッと一回り、学習展示館だけに展示物はそれほど多くありません。あっという間に見学できます。
続いて「きのみいちば」へ向かってみましょう。途中の通路に木のおもちゃが置かれた部屋がありました。子供を連れて来たら喜びそうです。
きのみいちばの入り口、凄い龍が居ました。
見てくださいよコレ、松ぼっくりなどで作られてるんです。どれだけ手間暇かかってるんでしょ。
室内に入ると木の実などで作られた作品が所せましと並べられています。
手作りの温かさを感じる作品の数々、お部屋のインテリアにどうですか。
ここに飾ってあるものなんか汎用性も高そうですよ。
さらに奥に進むと、工作用の材料が大量にあります。
普段は見かけないような木の実。あんずの種なんかも材料になるんだ。
色んな種類の木材、凄い数です。
更にここでは道具の貸し出しもあり、工作するスペースも用意されています。夏休みの自由研究なんかに良さそう。有料で工作体験コースも用意されています。
この施設は北山周辺で見られる自然環境の展示や、森を知り、遊び、森で作るをテーマに体験学習を行う施設。様々な自然の材料、木の実などを使った工作体験もでます。
周辺には北山ダムの大きな公園、美味しいグルメスポットや農産物直売所もあります。福岡市に隣接する佐賀高原の自然体験スポット、どこへ行こうか迷ったら思い出作りに親子で工作体験なんてどうでしょう。
「森林学習展示館」
MAP:佐賀市富士町大字古場1148⇒ Googleマップへ
開館時間:2月〜10月9:00から18:00、11月〜1月09:00から17:00
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
北山森クラブ(森林学習展示館)公式サイト⇒http://www.minnanomoripj.org/clubhome
※この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合がありますので事前に確認することをおすすめします。
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