重厚な古民家が凄い!このカフェの雰囲気最高ですよ。
ものつくりカフェ「こねくり家」が凄い!ペッパー君が活躍する新旧が融合したモダンなカフェ。
今回お邪魔した「こねくり家」は、佐賀の歴史地区「佐賀市歴史民俗館」内に建つ旧久冨家住宅を利用した古民家カフェ。この建物は大正十年に、履物問屋久冨商店として建てられた建物。佐賀県遺産にも認定されています。
建物を見る限り、かなりの大店だったんでしょう。間口を大きく取った建物は重厚で存在感抜群!道行く人の殆どが足を止めます。こねくり家はこの建物の一階にあります。
中に入ると若いスタッフがキビキビとした動作でオペレーションをこなしています、私が訪れたのは「佐賀城下ひなまつり」開催期間中だったのでメイン会場内にあるこの店はかなりの忙しさだったでしょう。
店の入口から正面を見ると、真っ直ぐ庭まで続く通り土間。頭上には古い看板が飾られていて、この建物の歴史を感じる事が出来ます。
土間脇にはクリエイターが制作した作品が飾られ、販売されています。
おぉッ!レトロで重厚な金庫を発見。これ持ち逃げできないよね…かなり重そうw
う~ん、さすが古い建物だけあって趣がありますな~、店内にあるものもレトロで文明開化の音がします。と思っていたら、こちらはSONYの4Kテレビではありませんか!
SOMYじゃないですよ、正真正銘のSONYです。
土間を突き抜けて庭に出てみると、思ったより広い!庭はそのまま水路に繋がっていて、かつては水運を利用して荷揚げなどがなされていたのでしょう。
庭にもテーブル席が用意されていて、天気が良ければ青空の下で食事を楽しめます。
庭から「こねくり家」のある旧久冨家住宅を撮影してみました。
さて、そろそろ席に着かなければ…私みたいなみすぼらしいオッサンがウロウロしていたら、何かと良くないですよね。私の見た目は負け犬感満点のクソダサいオッサンですから。実は見た目だけでなく心の芯まで筋金入りの負け犬なんでですがねw…ドやッ!
とにかく周りに迷惑をかけないように、おとなしく着席してメニューをちらり。
コチラがランチメニューです。
黒板にその日のランチ案内が書かれています。何にしましょうか…と考えて、一汁三菜ランチを注文しました。やはり佐賀といえば旨い野菜!なんですよ、本当に新鮮で旨い野菜が食べられるのは産地の特権です!
そのまま目線を横へ移動すると、なんとペッパー君なるロボットが居るではありませんか。
あ、ペッパー様ですか、初めまして人生の負け組で人間のTAKUYAと申します…賢そうな顔ですね、私ごときでは勝てる気がしません。実際に芸達者なのですよ、どんな芸をするかは来店してからのお楽しみです。私が見た時はピーヒャラピーヒャラと、パッパパララー的に踊っていましたw
って、バラすのかよっ!
そういえば、何かの記事でペッパー君の時給は1,500円と聞いたことがありました。
Pepperが全国一律「時給1500円」で働く衝撃 ネット民「フリーターの仕事が、、」 https://t.co/ocUVkQtDgn
代替可能性が高い職種としては、ビル清掃員やスーパー店員、銀行窓口係といった比較的単純で、細部までルールで定められている仕事が挙げられていた。
— HASEGAWA YU(長谷川優) (@yu__ing) 2015, 12月 15
負けました、完膚なきまでに…そんな目で俺を見るんじゃねェ~!的な知性溢れる立ち姿がステキ。
さぁ!生き方を失敗した事はしょうがない、気持ちを明るく、明日に向かってゴーですよ。ランチが出てきたので、気分を切り替えて「いっただきま~す」
コチラがメインの舞茸と豆腐のオムレツ。
う~ん優しい味、塩加減が絶妙ですね。和風のあんかけが玉子の美味しさを強調して、意外とボリュームもあります。オムレツというか、この玉子焼きは味の輪郭がハッキリしていて私好み。
続いて「カブのソテーペペロンチーノ風」です。
おぉッ!これは和風と洋風が合わさった味、ペペロンチーノというよりコンソメ風の味ですね。一緒に入っている青いのは小松菜でしょうか?シャキシャキ感が良く合います。
カブの柔らかさと甘みがとても美味しくて、小さくカットされているのがもどかしい…ガツガツ食べたくなります。
「小松菜と切り干し大根のおかか和え」です。とっても素朴で優しい味付けで、野菜の旨みや歯ごたえを楽しむことが出来ます。こういう食事をしていると、なんだか健康になれる気がしてきますね。
新鮮シャキシャキ野菜のサラダ、佐賀のサラダは問答無用で旨い!胡麻風味のドレッシングがかかっています。
カフェといえばコレ!もはや定番ですよね、ご飯は当然のごとく「雑穀ライス」ですよ。ザ・カフェ飯、これがなければ始まりません。ちょっとモッチリして、炊き具合も良い、ウマいッス。
ちなみに、おかわり一杯は無料みたいですね。
この他、味噌汁があったのですが、コチラは麩とワカメの味噌汁で塩分控えめ、優しい滋味系の味でした。
全体として素材の味を殺さない優しい味付け、塩加減なども良くて素朴な味でした。古民家を利用した重厚で歴史を感じる空間と、佐賀の素材を生かした素朴な料理が絶妙にマッチしていますね。
そういえば、こねくり家はランチやカフェ利用以外にも、貸し切りの利用にも対応しています。
こんな素敵な場所を貸し切りに出来たら良いですよね。プロジェクターや4Kテレビなどの設備もあるので、イベントや同好会のような集まりなど、イロイロと使い勝手は良さそうです。
この他にも、こねくり家は「ものつくりカフェ」でもあります。ITを利用した「ものつくり」の場として利用でき、初心者はスタッフのサポートを受ける事も出来るとの事。興味のある方は、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。
旧長崎街道沿いという立地、歴史を感じる建物やインテリア、店内の雰囲気、カフェ飯らしさ満点のランチ、ペッパー君、佐賀でオンリーワンの個性を放つ「こねくり家」は、一人よりも誰かを連れてきたくなるお店です。県外からのお客様なんかを案内するには、最適の店じゃないでしょうか。おススメですよ!
佐賀の近代史を知れば観光がもっと楽しくなります。
「こねくり家」
MAP:佐賀市柳町4-16 (旧久富家住宅) Googleマップへ
営業時間:カフェ11:00から17:30、ランチタイムは11:30から15:00まで
定休日:月曜、毎月最終週火曜日
お店の詳細情報やお問い合わせは、下記リンクから公式サイトをご覧ください。
こねくり家公式サイト
この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合がありますので事前に確認する事をおすすめします。
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