祐徳稲荷神社本殿の裏山、奥の院へと続く参道を進んでくるとガラリと雰囲気が変わります。
とっても神秘的で幻想的、神聖な場所感がビシビシ伝わってくる。
さて、本殿の脇から奥の院へと続く参道。鳥居が続く参道をひたすら昇ります。
岩を切ったような通路、ここを抜ければ・・・う~ん俗世から切り離されていくような感覚。
奥の院まで200メートル、この連続する鳥居を見ると稲荷神社に来た感が増幅されていきます。
細い参道を抜けてくると、空気が変わったような気がします。静かな山の中に鳥居と社、煌びやかな本殿との対比がスゴイ。静と動みたいな、神々が住む高天原と現世との境目のような幻想的な空間が広がります。
「この上に神様がいます」と言われたら信じてしまいそうな階段。
ここからは足場が悪くなるので、注意が必要です。
山肌にも社があります。
屋根のある社だけでなく、石碑のような石も神様なんです。さすが、八百万の神といわれるだけあって、沢山の神様が祀られてますね。
沢山の神様が祀られていた社を抜けて行くと、何もない空間に出ます。そして、奥の院への参道はまだ続く。
ず~っと昇って、ようやく奥の院に到着しました。
写真の一番手前にあるのが命婦社、その奥にもいくつかの社があります。
命婦社の脇を抜ける階段を昇りきった所にある社。ここが頂上の様です。
さらに、奥の院からは見事な景色が楽しめます。
いや~、ここまで来た甲斐があります。鹿島の街から有明海まで見事な眺望。ちゃんと手入れがされているので、視界が確保されています。
ベンチなども置かれていて、カップルが景色を眺めていました。
そういえば、祐徳稲荷神社は夫婦円満の神様でもありましたね。外国人に人気と聞きますが、ほとんど見当たりませんでしたね。カップルとお年寄りが多かったです。
さて、奥の院からの眺望も堪能したので、下山していきます。
帰りは来た時と少し違うルートで。
こちらのルートは少し傾斜がきついです。
岩をくりぬいたような階段
昇っていくときに通った、社がイッパイ斜面に立ち並ぶ場所に戻ってきました。
自然石で作られた道をあるいて、元の場所に戻りました。そのまま来た道を通って下山します。
降りて行く途中で、本殿を支えている柱を横から見る事が出来ました。コンクリート製ですかね、頑丈そうな柱です。
さて、祐徳稲荷神社の楼門を再びくぐり、外に出ると橋を渡った先に祐徳博物館があるので立ち寄ってみます。
橋の上から見た祐徳稲荷神社。
渡った先にも大きな駐車場がありました。商店街の手前にあった駐車場と併せて3,000台停めれるそうです。
とういことで、こちらが祐徳博物館。
入館料は300円でした。(当記事投稿時の値段です。)
中に入ると、昔の絵や刀などが展示されています。
こちらには歴代鹿島藩主の甲冑などが展示されていますね。
実際にこの鎧を身に着けたかどうかは解りませんが、鍋島直茂公の甲冑がありました。
この甲冑は地味ですが、大名クラスになると複数の甲冑をもっていたでしょう。
以上、祐徳稲荷神社をぐるりと参拝して参りました。
公式サイトには、下記のように祐徳稲荷神社の由来が書かれています。
貞享4年(1687年)肥前鹿島藩主鍋島直朝公の夫人花山院萬子媛が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請された稲荷神社で、衣食住の守護神として国民の間に篤く信仰されております。
祐徳稲荷神社公式サイト
主祭神は生活全般の守護神、技能上達、夫婦円満の神、水先案内の神、交通安全の神が祀られています。その他にも、数えきれないくらい神様が祀られていたのでご利益ありそうです。
特に、奥の院へと続く参道は、本当に神秘的で見ごたえ十分の神社でした。観光名所になるのもうなずけますね。
「祐徳稲荷神社」
MAP: 佐賀県鹿島市古枝乙1855 Googleマップへ
祐徳稲荷神社の詳細、お問い合わせなどは下記リンクから公式サイトをご覧ください。
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