《さがどら》素材へのこだわりが凄い!佐賀「果心まるいち」のどらやき

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佐賀にメッチャ旨い「どらやき」があると聞いて買いに行ってきました。

そういえば今世紀中には、あの国民的人気を誇る某ネコ型ロボットが登場するとかしないとか。確か、登場した当初は21世紀からタイムマシンでやって来た事になってましたよね、後に22世紀に変更されているようですが・・・まあとにかく「どらやき」といえばネコ型ロボット。漫画の中で美味しそうに「どらやき」を頬張るロボットを見ては、母に「どらやき」をねだって困らせていました。

そんな子供時代を過ごした私からすると、メッチャ旨い「どらやき」と聞けば条件反射的に食べたくなるというもの。あいにくの天気でしたが、佐賀までひとっ走り買いに行ってしまいましたっ!

噂のどらやき。その名も「さがどら」というそうですが、製造しているのは「果心まるいち」というお店。佐賀市鍋島の本店にお邪魔しました。

さがどら1

入り口が上品ですねぇ、私みたいな貧乏人が入って良いのか。こういう店構えって、ちょっと緊張します。

さがどら2

そこはかとなく品の良さを感じさせる入り口、意を決して店内へと踏み込みます。

そこに広がっていたのは・・・窓が大きくて、とても上品な空間。目の前にいきなり「さがどら」が陳列されています。おぉう、探す手間が省けたゼ!

さがどら3

「自信を持っておすすめ 人気NO.1」さすが評判の「さがどら」ですね。お店で一番の人気商品のようです、これは期待大!

2013年に広島で開催された「菓子博」の金賞盾が飾られていましたよ。

さがどら4

カウンターにも「さがどら」が!ここには試食用もありますよ、気になる方はまず試食から。わざわざお茶も出してくれて、いやもう・・・恐縮です。とっても丁寧な接客、けど沢山は買えませんから。ほんと貧乏人で申し訳ない。

値段は一個110円(税別)。おやすぅございますなぁ。こういう和菓子屋さんって、一見すると敷居が高そうなんですけど、一つ一つはとってもお手頃なんですよね。

さがどら5

この「さがどら」なんですが、美味しさの秘密は何といっても素材。小麦粉ともち米で作られた生地は、佐賀吉野ヶ里産のブランドもち米”佐賀よかもち”と、地元の石臼挽き小麦粉をふんだんに使用した佐賀の素材で作られています。

卵は大分の久住高原から毎日産みたてを直送。小豆は北海道十勝産の雅小豆。

使用する塩は「土佐黒潮天日塩 海一粒」。この塩、一度Googleで検索してみてくださいよ。製造工程を写真で紹介してますが、手作り本物の天然塩です。海水を循環させて、太陽光と風だけで水分を飛ばして作られる天然塩。

リンクも貼っときます↓

土佐黒潮天日塩・海一粒⇒http://salt-bee.net/salt/

甘味に塩って隠し味ですよね。隠し味のためにここまでやるのが美味しさの秘密なんでしょう。こだわってるなぁ。

さらに、焼きたてを味わうために各店舗へは1日3便体制で配送するそうです。つまり、買ってスグ食べれば数時間以内に焼かれた「さがどら」を味わえるというわけ。徹底してます。

それではさっそく、渾身の逸品「さがどら」を食べてみましょう。

さがどら6

生地を焼く時間や温度はその日の気温や湿度に合わせて微調整され、職人の手によって生地両面を焼きます。もち米を混ぜたモッチリした生地なので、焼くのも技術が必要。職人さんが手作業で焼いていくそうです。

どうですかこの焼き色、メッチャ美味しそうですよね。

さがどら7

型崩れしないようにでしょうか、プラスチックの容器が使われています。細かいところまで徹底してるなぁ。

さがどら8

「さがどら」はモチッとしたシッカリめの生地なので、こうやって上だけ持ち上げる事が出来ます。内側もシッカリ焼かれているのが分かりますね。

そして、なんといっても小豆餡。小豆は皮の薄い雅小豆、直火炊きの自家製餡。季節によって練り具合を変えるほどの徹底ぶり。皮に挟むのも手作業で行われます。

職人さんの手で丁寧に作られた「さがどら」、美味しそうですねぇ。

さがどら9

半分に割ってみました。小豆の粒々が残っていて、メッチャ美味しそうです。

さがどら10

半分をパクッと食べてみると、弾力のある生地、甘いけどクドくない丁度いい塩梅の甘さ。一般的な「どらやき」よりも、皮が薄くモチッとしていますね。この薄い皮と餡のバランスが絶妙。

これは想像通りの「どらやき」の味、まさに理想形。雑味も何も混じりっ気なしの「どらやき」です、とても美味しい。

「さがどら」は、珍しいことや新しい事をやってインパクトを与えるような菓子じゃないです。驚きよりもほっと安心できる菓子。まさに「ザ・どらやき」ですね。誰もが知るオーソドックスなお菓子だからこそ、いい素材とそれらの調和、そして美味しく仕上げる工夫が大切なんでしょう。これは本当に、とても完成度の高い「どらやき」いや、「さがどら」です。

さがどら11

ということで、佐賀で美味しいと噂のどらやき「さがどら」を食べてみました。佐賀は江戸時代から輸入した砂糖が陸揚げされる長崎に近かったこともあり、菓子作りが盛んだった地。あの森永製菓の創業者は佐賀県伊万里出身、江崎グリコの創業者は現在の佐賀市出身。なんと、日本を代表する菓子メーカーのルーツが佐賀にあったんですね。これはスゴイ。

前回紹介した北島の丸芳露といい、ちょっと佐賀のお菓子を特集してみたくなりましたね。次はどのお店のお菓子にしようか、探すのも楽しいもんです。

佐賀をサガそう・・・なんちってw



「菓心まるいちのさがどら」

MAP:佐賀市鍋島町鍋島1224-7(本店・工場)⇒ Googleマップへ

営業時間:9:00から19:00

定休日:1月1日・2日

菓心まるいち公式サイト⇒http://www.kashinmaruichi.co.jp/

※この記事は私が訪れたときのものです。内容が変更になる可能性がありますので、最新情報など詳細は公式サイトなどで確認することをお勧めします。



 

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たくや@非正規編集長非正規農家兼ブロガー

投稿者プロフィール

現在は非正規社員で非正規農家、非正規ウェブメディアの自称編集長。
主に営業畑を渡り歩き、広報企画担当時にマーケティングを実地で勉強。
一部上場企業で営業課長、ベンチャー企業では営業本部長という肩書を貰った事もあります。
全国10以上の都市に転勤し、都会と田舎の格差に驚愕。地域活性化に興味を持ち、まちおこし関連の仕事をすることが現在の目標。

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