修羅の国福岡、その代表ともいえる「北九州市」で見つけたレトロな街並み第一部。今回は二部構成で紹介します。
博多から電車、渡船を乗り継いで北九州市「若松区」へ、作られたレトロじゃないリアルなレトロの世界。
若松区には私好みの古い街並みがあるとの情報を得て調べてみると…これは面白い!ということで、佐賀とは一切関係ありませんが北九州市の若松区へと行ってまいりました。なにせこのサイト、福岡からの閲覧数が全体の32%以上とトップ。ちなみに、2位が大阪で18.5%、3位に佐賀16.8%次いで東京13.7%という順位になっているんですよ。佐賀の情報を発信しているのに以外でしょ?
なので、今回は福岡の方からの情報を元に取材へ行く事にしました。
頭は弱いくせに行動力だけはある私。あ、頭が弱いからスグ行動に移してしまうのかw
要するに、単細〇といわれるやつですな。シガラミがないので気まぐれに気の向くまま、それが自由なメディアを運営している強みなんです。
さっそく博多駅から特急で戸畑駅へ。博多から若松へ向かうには、途中で若松方面の電車に乗り換えるか、戸畑から渡船に乗るかの二つのルートがあります。今回は旅気分を味わうためにも渡船ルートを選択
という事で戸畑駅に到着して北口から外に出てみると、目の前にドーンと真っ直ぐに続く道。そして、その奥に背景のようになった巨大な橋があります。若松区のシンボルともいえる、若戸大橋です。
渡船場へはこのまま真っ直ぐ歩いて行くのですが、なんとも良い具合に寂れていますね。巨大な橋と広い道路、ガラーンとしてます。かつての賑わいをうかがわせるようなレトロなホテルがありました。
でかいな~この橋、渡船場はちょうどこの下にあります。
渡船乗り場に到着。本当に見上げるような橋、近づくと凄い迫力です。
中に入ると券売機があり、待合所のようになっています。う~んレトロな感じが最高です。渡船の乗船券は大人片道100円と格安!観光用ではなく、完全に地元の人の足になっています。
コチラが運行ダイヤを示す時刻表。地域の足だけあって、思ったより本数多いですね。
もう少しゆっくりと周辺を見たかったのですが、船が到着したとの事で乗船します。ここもまた古い!レトロ感がタマリマセン。
さて、外が良く見えるようにデッキに陣取って周りを見渡します。対岸に見えているのが若松区。思った以上に近い。
こちらは戸畑区がわ、古い港町だっただけに明治か大正時代に建てられたようなレトロモダンな建物が残っています。
本当に数分で対岸に到着、景色を楽しむ暇もほとんどありません。コチラが若松区側の渡船乗り場。
スグ目の前にメッチャ古そうなビル。ビルヂングってやつでしょうか、これは古い。
旧三菱合資会社若松支店のビルだったそうで、1913年に建てられたそうです。ということは、築100年以上ということですね。
中に入ると、これまた古い。まるで映画のセットみたいなビルですね、実際にここで様々な映画のロケが行われたそうです。100年以上経ったいまでも、現役のテナントビルとして活用されているなんて驚きですね。
同じ敷地内にあった倉庫のような建物。ここにはシッカリと三菱のマークが!
さて、渡船乗り場から海沿いの道を歩いて行きます。とても綺麗に整備された道路ですね、とても静かな場所で近くに団地もあり住環境としてはとてもロマンチックな場所です。
海沿いの歩道には、休憩所のような広いステージが設けられていました。これイイ!近くに住んでいたら、ときどきここでボーッとしたいですよね。観光地というより住宅地がこれですからね、若松区あなどれません。
しばらく海沿いを歩いて行くと、大きなショッピングセンターを発見。
海沿いには消防艇でしょうか、若松区には水上警察も水上消防もあります。この他に、水上警察の船舶も係留されていました。ソッチ系が好きな方にもおススメ。
この辺りは、道路も広くて空間に余裕がある街並みです。
ここで海から離れ、街の中心部を目指いしていきます。先ほどのショッピングセンターのすぐ近くには、JR若松駅がありました。
駅から若戸大橋方面へと歩いて行くと、アーケード商店街がありました。田舎でよく見る光景ですね。
しかし、このアーケード商店街から一本道をそれると…いよいよ、ここからが本番!
でた~!これだよ、これが若松なのです。どうですか、この不自然に曲がった道と朽ちかけた建物!この絵が素晴らしいですね。
うわっ、これはシビれる建物!外壁の青、窓枠の黄色、この色使いといいモダンな作りといい、もうね、佐賀ポータル認定文化遺産ですよ。
この煉瓦壁も年季入っていてグッド、この界隈には煉瓦塀が各所に残っています。
いいですね~「ちどり横丁」
中をのぞいてみると、このまま吸い込まれてしまいそうな雰囲気。おじさんホイホイですね。
アーケード商店街の周辺は、新旧の建物が混在する地域になっています。何気なく歩いていると、突然こんな所に手押しポンプ。現役で動いているのでしょうか。
そしてこの素晴らしい、ぶったぎられ感満点の建物。昭和50年代とか、街中に沢山ありましたよね。懐かしい風景です。
街を歩いていると突然出会うこれも・・・昭和の風物詩w
この銭湯も凄いですね、歴史を感じる古い建物を部分的に改装したりしてカオス状態。なんだか良く分からない状況になっていますが、これもまたレトロで素晴らしい。
これまた贅沢な造りの豪華な建物。料亭金鍋本館、創業から百二十年以上という老舗料亭です。牛鍋が名物なのだとか・・・いつか食べに来たい。けど、貧乏だから無理かな。
参考:料亭金鍋公式サイト
なんというんでしょう、かなり寂れた街という印象を受けるのですが昔は賑わっていたんだろうな~という哀愁を纏っています。盛者必衰、諸行無常、この寂びの風景がたまらないんですよね。
今回は若松区を二部構成で巡っていきますので、次回は更なるディープスポットへとダイブしていきます。乞うご期待!
若松のディープスポット、かなり凄いですよ。
「北九州市若松区」
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