値段は少し高め、そば屋の天丼は旨かった。
「西国御領 風羅坊」といえば三瀬そば街道の有名店。天丼とおろし蕎麦を食べてきました。
福岡市と佐賀市を結ぶ、国道263号線と三瀬トンネル。福岡市内から向かうと、三瀬トンネルを出た少し先を右に入るとオシャレな古民家風の蕎麦屋があります。
今回紹介するのは、三瀬トンネルそばの「西国御領 風羅坊」という蕎麦屋さん。ここの天丼が美味しいという噂を聞いて、食べに行ってきました。
風羅坊は国道沿いでは無く、国道から少し入った奥まった場所にあります。曲がる場所は看板や登りが目印になっているので、分かりやすくなってますね。
看板の案内に沿って曲り川を渡ると
広い駐車場と趣ある古民家。風羅坊に到着しました。
庭に小川が流れ、ドーンと落ち着いた雰囲気の古民家。
入口の周りは農家をイメージしているのでしょうか、トウモロコシや唐辛子が干してあり雰囲気抜群です。早速中へと入っていきます。
靴を脱いで上がると、板の間の古民家。古い家具などが置いてあり、重厚な雰囲気。
一人できたのに奥の半個室のような席に案内され、恐縮してしまいます。ふと横を見ると、ここにも古風なインテリア。
テーブルに置かれたメニュー。ここは「そば懐石」を注文したいところですが、天丼を食べに来たので初志貫徹、天丼を注文。せっかく来たので蕎麦も頂こうと思い、季節限定メニューの「おろし蕎麦」をお願いしました。
風羅坊特選の辛味大根が使われているとの事で、とっても楽しみです。
注文してすぐ出てきたのがコチラ。特製の豆腐と、モロきゅうです。
この豆腐、ご豆腐と豆腐の中間のような食感で、弾力があってモッチリ噛みごたえ抜群。味が濃くてマッタリとした旨みがグッときます。
キュウリも味が濃くてシャッキシャキ!何より、もろみがモッタリと濃厚な味なのに、優しくて柔らかくて深い…手作りの味です。
う~ん、これは美味しいです。写真を撮ったりもろみを味わっていると、やってきました本日の主役「天丼」です。
大きな「ふきのとう」が旨いっ!山芋やナス、ニンジン、舞茸?など山の幸が満載の天ぷらです。2尾のエビはシッカリと身が締まっていて、プリプリの食感。旨みも強い、久しぶりにこんな美味しいエビを食べました。
天丼にかけられているタレは、九州独特の少し甘みの強い味。甘いけど下品にならず、とてもスッキリした味です。量はかなりボリュームがあって、これだけでお腹一杯になりそう。蕎麦食べれるかな…
続いて「特選辛味大根」を使った「おろしそば」です。カツオで蕎麦が埋まってます。
これが辛味大根です。わさび等とは違った大根独特の突き抜けるような辛さ。ツンとくる辛味が、とても爽やかで美味しいです。
「おろしそば」にはツユが最初からかけてあるそうで、そのまま混ぜて食べて下さいとの事。
さっそくまぜまぜして、食べてみると…カツオだw
蕎麦は少し太め、コシがあってモッチリというより歯ごたえのある少し硬めの食感。のど越しは最高ですね。ずずずっと食べてみると、とにかくカツオ節の味。その中に辛味大根のツンと透き通ったような辛さ。ツユもカツオ節の味一色で、口の中がすべてカツオと辛い大根の味になりました。量はかなりありますよ、ナカナカのボリュームで食べ応え十分。
う~ん、もうお腹一杯です。最後はそば湯で〆。
そばツユを使うメニューは無かったのですが、そば湯用に準備してくれていました。
天丼美味しかったな~。やはり佐賀は素材の味が最高!野菜の味がとにかく濃いんです。てんぷらの揚げ方とか、技術的な事を言いだすと「もっと旨い店」があるのかもしれませんが、この素材の美味しさは産地ならでは。
人の味覚なんて絶対的な物ではなく、その時々の感じ方だと思うんです。大自然の中にポツンと建つ古民家、そこで味わう地元の食材。これは美味しいと感じるはずですよ。
ということで、そば屋で食べる天丼。大変おいしゅうございました。
「西国御領 風羅坊」
営業時間:平日11:00から15:30LO、土・日・祝11:00から18:30LO
定休日:不定休
この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合がありますので事前に確認する事をおすすめします。
お問合せ先などの情報は、下記リンク先をご覧ください。
周辺のグルメ情報
最新情報をお届けします
Twitter で佐賀ポータルをフォローしよう!
Follow @SagaPortalCopyright © 佐賀ポータル All rights reserved.