九州に来て初めてイノシシ料理専門店に行きました。
猟師が営む本物のジビエ料理店
「GABAIいのしし食彩」は佐賀では珍しい猪肉専門店として、地元では知る人ぞ知る名店なのです。
店主自身が猟師を営んでいるという猟師直営の猪肉料理専門店で、最近は東京で大人気になっている本物のジビエ料理を楽しめるお店。
ジビエ=猟師が仕留めた狩猟肉
お店があるのは佐賀市三瀬村、福岡市から佐賀市内へと抜ける三瀬峠にヒッソリと建っています。
営業日は週末の金・土・日・祭日のみとの事で、たまたま金曜日に通りかかったので開いていました。
店内に入ってみると、意外と広くて少しワイルドな山小屋風の内装です。
おかみさんに案内されて席に着くと、思わず猪のはく製と目があってしまいました。かなりキュートなお顔ですね。
メニューは猪肉の焼き肉がメインでしょうか、夏限定の「いのしし冷麺」や「猪うどん」なんかもあります。
とりあえず肉を楽しめそうなランチメニューから「猪焼肉定食」1,200円を注文。
いのしし肉に関するうんちくが書かれていますが、ヘルシーで豚や牛より栄養価が高いという事が書いてあるようです。
久しぶりの猪料理にワクワクしながら待っていると、焼肉定食がやってきました!内容はご飯、肉6切れ、野菜、みそ汁、小鉢(煮物)、香の物ですね。
ちゃちゃっと肉を焼いて皿に盛ってくるのかと思いきや、本格的な炭火焼肉です。写真では皿の上に肉が4切れですが、実際には6切れです。
2切れは、提供と同時におかみさんが食べ方の説明で焼いたので、撮影時には網の上で焼かれています。
肉用のタレなどは無く、焼く前に岩塩をパラパラかけるのみ。肉の旨さに自信があるので、タレなどはつけないで食べて下さい!との事です。
イイ感じで焼けてます。ウマそうですな~
みて下さい、この肉汁したたる旨そうな肉!それでは、パクッと行きまっせ~!
んまい!これマジでウマい!噛むほどにジワーっと旨みが広がる、まさに絶品の猪肉です。焼肉にすると、肉の旨みが凝縮されて本当に美味しい!
私は関西で生まれ育ち、親が京都出身のために子供のころから猪肉を食べる機会が多かったのですが、九州の人に聞くと猪肉は臭そうという人が居ます。
しかし、実際に食べてみると臭みは殆ど無く、豚肉に比べると少し硬いですが旨みが強くてとても美味しいんですよ。特に冬のぼたん鍋は、脂身が超甘くて絶品です。
ただ、猪は獲った後の処理技術や大きさで味が大きく変わるので、店によって当たり外れはあったりするらしいですけどね。私は外れに当たった事はありません。
ちなみに、店内にはいろんなサインなどが飾られていて、このお店の味が多くの人に評価されている事が伺えますね。
GABAIいのしし食彩さんでは、もっとも美味しいと言われる脂ののった大型いのししの肉を使っているとの事。自分で獲った分だけで足りない場合は、猟師仲間から良い物だけを買い付けて使っているそうです。
猪と豚と味的にどう違うの?と聞かれるときには、鶏肉と鴨肉の違いのような感じと説明しています。イメージできますかね?(汗
最近は畑を荒らす害獣として対策に自治体でも多くの予算が使われていますが、もっと猪肉を食べる人が増えれば猟も盛んになって全てが丸く収まるんじゃないかな~と思います。
ということで、もし食わず嫌いで猪を敬遠している人がいたら、いちど食べに行ってみませんか?
いのしし食彩GABAIさんは、間違いなく当たりの猪肉料理店です。
「GABAIいのしし食彩」
MAP:佐賀県佐賀市三瀬村藤原3870 Googleマップへ
営業日:金、土、日、祭日
営業時間:10:00~19:00 ランチ10:00~15:00
この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合がありますので事前に確認する事をおすすめします。
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