佐賀市内で知らない人はいない!と断言できるほど有名なカフェ「浪漫座」は、当サイトでも何度か紹介した佐賀市歴史民俗館地区にある明治39年(1906年)に建てられた洋館「旧古賀銀行」の1階にあります。
九州5大銀行の一つとして数えられるほどの隆盛を誇った「旧古賀銀行」の本店だった建物の一階を利用したカフェで、細かい所にも装飾が施された豪華な内装と、歴史を重ねた本物の文化財が持つ重厚で落ち着いた雰囲気、高い天井と広くて開放的な屋内空間。
写真じゃ伝えきれませんが、素敵なんてものじゃないですよ。思わず「うわぁ…」と声が漏れるほど、どこか浮世離れしたような非日常的な空間に感動してしまいます。
資料館として使われている建物なので、カフェスペース以外に展示スペースの見学も出来ます。下の写真は2階廊下からの眺め。
カフェスペースにある暖炉と時計、これもまた歴史を感じさせますね。この中は時間がゆっくり流れているような、何とも言えない雰囲気です。
訪れた時間がランチタイムを過ぎていたので、カフェメニューからドリンクとケーキを注文します。
端っこの席では、ノートPCで何かやってる女性がいました。ほんとに時間がゆっくり感じられるので、リラックスして作業するには最適な場所ですね。
周りをキョロキョロしながら待っていると、注文したケーキセットがやってきました。注文したのはNYチーズケーキとアイスコーヒーのセット700円です。
ケーキの外観は何の変哲もないチーズケーキ。そりゃ、このケーキは外見で違いは出ませんよね(笑
一口食べてみると、上品でコクがあって旨い!
マッタリとしていて、全く刺激が無い優しい味、そして濃厚で深いコクの旨み。既製品が持っている酸味っぽいのとかはありません、乳製品だッ!という感じの濃厚な味です。
ランチタイムにはお得な日替わりランチがあるようで、この日は鶏肉のカッチャトーラ??とパン(ライス)、スープ、サラダのセットに、スイーツとドリンクが付いて1,080円。このメニューなら、とってもお得じゃないですか?観光地なのに観光地料金になっていないところが佐賀らしいですね。
ちなみに「カッチャトーラ」とは”猟師風の”という意味で、トマトや玉ねぎ、ハーブと肉を蒸し煮風にしたイタリア料理だそうです。猟師風と名前が付いているだけあって、欧州ではウサギ肉なんかも使うみたいですね。日本で例えるなら”猟師鍋”でしょうか…?チョット違うな。
以上、ちょっと貧乏くさい中年オヤジが一人で行くには勇気のいる店でしたが、とても素敵なカフェ「浪漫座」をご紹介しました。
築100年以上経つ洋館で、九州5大銀行の本店だった場所で、とにかく重厚で上品で豪華だけどレトロで懐かしいノスタルジックな空間。ケーキはとても優しい味で美味しくて、アイスコーヒーは普通だったかな…。
ノートPCで作業している女性が、このカフェに絶妙にマッチしていましたね。なんか、一人で籠りたいときにくると、ゆったりした空気に包まれて癒される場所かもしれません。
何よりもイイね!と思ったのが、利用者から見て店内にスタッフが見えません。カフェのスタッフはカウンターの向こう側の、客席から見えないところに隠れているんです。
歴史ある建物が作り出すゆっくりとした時間の流れと、スタッフが見えない事で気兼ねなく寛げるレトロ空間。居心地がとにかく良いです。ランチタイムなどは多少バタバタしているのかもしれませんが、平日の昼下がりにボーッとしたりカフェでなにかするには最高の場所ですね。
浪漫座がある旧古賀銀行は、佐賀市歴史民俗資料館を構成する建物の一つ。佐賀市柳町にある長崎街道沿いには、この建物の他にも数多くの江戸末期から大正時代までの建物が保存、公開されています。
佐賀に来ることがあったら、絶対に訪れてもらいたい観光スポットの一つですね。
観光や出張などで佐賀にに来られる方には「佐賀市歴史民俗館」を紹介した記事へのリンクを下に貼っておきますのでご覧ください。
佐賀の観光名所「佐賀市歴史民俗館」を公式サイトより写真を豊富に使って紹介するまとめ記事
「浪漫座(旧古賀銀行内)」
MAP:佐賀県佐賀市柳町2−9Googleマップへ
営業時間:10:00~17:00(16:30 オーダーストップ)
ランチタイム:11:30~14:30(オーダーストップ)
店休日:毎週月曜日(当日が祝日の場合は火曜日)祝日の翌日(当日が土曜日の場合は開館)12月29日〜1月3日
食事やカフェの他に、コンサートなども開催されているので詳しくは下記リンクから公式サイトをご覧ください。
浪漫座公式ウェブサイト
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