小城羊羹のシャリシャリの砂糖が美味しいんですよね。

まち情報：観光

創業明治32年の老舗メーカー「村岡総本舗」の本店にある資料館。

佐賀県小城市の名物である「小城羊羹」メーカーとして100年以上の歴史を持ち、江戸時代からの製法を創業以来守り続けている老舗店が「村岡総本舗」です。

本店は小城市祇園川の近く、千葉城跡の麓にある旧城下町エリアにあり、本店に隣接する昭和16年に建てられた砂糖蔵（国指定有形文化財）が羊羹資料館として一般に開放されています。

和風建築の村岡総本舗本店と、レンガ造りの隣接する資料館。

本店の店内は和風で老舗独特の雰囲気ある上品な空間、様々な羊羹が売られていて試食しながら選ぶ事が出来ます。

隣接する資料館は２階に様々な羊羹に関する展示、１階には小城羊羹の歴史や製法を映像で学びながら小城羊羹を試食できるコーナーがあります。。

小城羊羹の材料の展示風景。

村岡総本舗の歴史を感じる、実際に使われていた道具などの展示。

羊羹に関する様々なトリビアを解説するパネルの展示。

１階では無料で抹茶と小城羊羹が提供され、映像で小城羊羹の製法や歴史を学ぶことが出来ます。

抹茶も羊羹も美味しかったですよ。

試食した羊羹が美味しかったので、一本買ってきました。

材料はとってもシンプル、砂糖、小豆、寒天のみです。

小城羊羹の特徴はなんといっても外側の砂糖が固まったシャリシャリ羊羹。

外側を覆う砂糖のシャリシャリ感と、なかのシットリが絶妙のバランスでメチャメチャ美味しい。こんな羊羹見たことないですね、これが伝統製法の羊羹です。

かつて小城羊羹は携帯食として重宝されていたそうで、鉄道省門司鉄道管理局指定品や陸軍御用達品に採用されていました。

今回紹介した外側の砂糖が固まったシャリシャリ羊羹以外にも、オーソドックスな透明感のあるソフトタイプの羊羹もあります。

ただ、他の地方であまり見かけない羊羹なので、小城に来たらぜひシャリシャリ羊羹を味わってもらいたいですね。

「村岡総本舗　羊羹資料館」

MAP: 佐賀県小城市小城町８６１ Googleマップへ

公式サイトの通販でも購入できますので、気になった方はぜひ下記リンクから公式サイトをご覧ください。

村岡総本舗公式サイト