2015年3月に「一生行くことはなさそうな県」アンケートにおいて、ぶっちぎりの1位を獲得した佐賀県。2位の青森県に大差をつけての首位獲得、西日本を代表するマイナー県として不動の地位を築きつつあります。しかし、そうやって忘れられた県だったからこそ、無用な開発が遅れ、佐賀市内は城下町の古い街割が残った、どこか懐かしい雰囲気を持つ魅力的な街になっているのです。
今回は佐賀市中心部の中央通り(駅前の中央大通りではない)と呼ばれる、佐賀最大の歓楽街を歩いて来たのでで紹介します。
佐賀市内の歓楽街は、佐賀駅の周辺ではありません。佐賀駅から南方向、県庁方面へ南下すると唐人一丁目という交差点があります。そこから左(東)方向へ少し入ると、駅前から南に延びる大通りと並行した中央通りに出ることが出来ます。この中央通りを南へ松原神社に突き当たる所までが、佐賀市の歓楽街です。市の規模に対して、かなり賑やかそうな歓楽街が広がります。
中心地の繁華街からなら、上の写真にある佐賀市が誇るアーケード商店街「白山名店街」と「バルーン通り」の間で交差する南北に続く通りが歓楽街となっています。
始めての街で歓楽街に繰り出すなら、案内所を利用するのが手っ取り早い。佐賀の歓楽街にも、当然このような案内所が数か所あります。
白山のアーケード商店街から南方向、復興通りと呼ばれる通り。通りの先に見えている木々が松原神社です。
アーケード商店街から北方向、この通り沿いに多くの飲食店が建ち並ぶ。
このような感じで、結構な数の店が建ち並ぶ。個人的な感想としては、市の規模に対してかなり多い気がしますね。中心市街地の空洞化といわれているが、この場所はまだまだ活気があるようです。
少し北方向(駅方面)へ歩いて行くと、寺の横に突然奇抜な塗装を施されたビルが見えてきました。佐賀で有名な気球と、一緒に描かれている高層ビル群は佐賀市を表しているのだろうか。残念ながら、佐賀市には絵に描かれたような高層ビル群は存在しない。
壁にバルーンが描かれていたビルの正面に回ってみると、一時期はやった有機的なデザインのビルだった。奇抜なデザインのビルと、隣の墓地のコントラストが、どこか垢抜けない佐賀らしい光景ですね。
メインストリートから外れて、路地を一本は行ってみるとこのような路地があります。店と民家が混在していて、生活感と相まって少しカオスでレトロな街なみが残っていました。
歓楽街の北の端っこあたりに、ムーミン谷がありました。店のネーミングといい、雰囲気といい、レトロな雰囲気が漂う地方都市の歓楽街です。とにかく垢抜けたところが微塵も見られない、妥協のない地方のネオン街という感じです。この田舎っぽさが今となっては新鮮で、この歓楽街の大きな魅力となっていると思います。ネットで探しても、ほとんど参考になるようなサイトが見当たらない、マイナーな歓楽街。出張で来られるサラリーマンの方も、佐賀には歓楽街が無いと思っている人が居るかもしれません。
佐賀にだってこれだけ立派な歓楽街がありますので、出張や観光で来られた方はぜひ!夜の街へ繰り出してみてください。
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