《漬蔵たぞう》創業から百年以上続く漬物蔵紹介と「百年ピクルス」レビュー
長い歴史を感じられる雰囲気が最高の漬物屋さんです。
佐賀の「漬蔵たぞう」がステキ空間過ぎて思わず紹介
田舎に行けば美味しい物がゴロゴロ転がっています。佐賀が一番!とは言いませんが、佐賀には昔ながらの製法を守って美味しい物を作っているメーカーがたくさんあります。
今回紹介するのもそんな老舗メーカーの一つ。漬物一筋に百年以上手作りを守り続けている、佐賀鹿島市の漬物蔵「漬蔵たぞう」さんです。
JR長崎本線肥前浜駅の駅前通りに「漬蔵たぞう」はあります、近くには酒蔵街道で有名な肥前浜宿がある酒処の漬物屋さんです。
看板から少し入った所にある「漬蔵たぞう」の建物。見るからに老舗という雰囲気です。
歴史ある漬蔵を改装して、見学や買い物ができるようにしています。漬蔵だっただけに中は広々としていて、古い建物が持つ独特の雰囲気がとても心地よいですね。
私が訪れた時は、すでに閉店したあとだったそうで電気を落としていますが…せっかく来たからと、中に案内してくださいました。
営業中の店内はこんな感じ、とっても素敵な雰囲気ですよね。
鹿島市の浜という地区は江戸時代から酒作りが盛んな地域で、酒の製造で培われた発酵技術と美味しい水を使った漬物は昔から有名だったそうです。
こちらは、最近若い人のなかで人気急上昇中の「百年ピクルス」です。地元で採れた野菜を酢漬けにした、浅漬けのようなピクルス。
季節によって収穫される野菜が違うので、時々で内容が変わるそうです。都会のように同じ物が年中買える事の方が異常なんですよね、自然の恵みを感じる事が出来る田舎ならではの商品です。
私が買ったのは旬の野菜を漬けたピクルス。ニンジン以外は佐賀産の野菜を使っていて、その他の材料もとってもシンプル。8月だったので、夏野菜のピクルスですね。
家に帰って食べてみると、ニンジンとキュウリの浅漬けはイメージし易いと思うのですがパプリカが独特の香りがあって美味しい!ピーマンも独特の苦みが消えて美味しいですね。カリフラワーの食感は新鮮!ごはんのお供や料理に使うというよりも、単品で完成された味なのでそのままポリポリやるのが最高に美味しい。
酸味はかなり感じますが、使われている香辛料のしスパイシーな風味が後を引く、とっても美味しいピクルスです。
ここで作られている漬物は全て手作りなので、大量生産が出来ないそうです。だからこそ出せる、とっても自然で優しい美味しさ。体にも良さそうです。
漬蔵たぞうさんでは、漬物の製造・販売だけでなく、歴史ある漬蔵の広いスペースを利用してコンサートや映画上映など様々なイベントも開催されています。
BSフジの番組収録で、俳優の「大杉漣」さんも訪れたそうです。
「佐賀は九州一のマイナー県なので何もない」と職場にいる同僚などが言うのですが、私の目から見ると新鮮で面白い物が沢山あります。
今回紹介する「漬蔵たぞう」さんも、そんな面白さの一つですよね。
この記事で紹介した百年ピクルスは近隣のイベントに販売ブースを出店していたり、鹿島市以外でも取り扱っている店舗がありますので詳しくは百年ピクルスのFacebookページをご覧ください。
古いけど新しい、そんな取り組みを続けている「漬蔵たぞう」さん。近くに行く事があったら、ぜひ訪れてみてください。
「漬蔵たぞう」
MAP:佐賀県鹿島市浜町1192 Googleマップへ
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