九州の温泉といえば大分の別府や鹿児島の指宿が有名ですが、佐賀にも立派な温泉街があるんです。そんな佐賀の温泉の中で知名度で2強といってもいい温泉地に、嬉野と武雄があります。今回は、佐賀2大温泉の一つ武雄温泉のシンボルともいえる、国指定重要文化財である武雄温泉新館と、入口にある楼門を紹介します。
武雄温泉のシンボル的な存在の「武雄温泉楼門」大正4年完成、設計は辰野金吾。釘を一本も使わずに建てられています。
楼門をくぐると、スグ左手に大衆浴場「武雄温泉」奥には楼門と同じ、大正4年に建てられた「武雄温泉新館」があります。同じ敷地内には元湯や家族風呂、殿様湯などの公衆浴場があります。
武雄温泉新館は昭和48年まで温泉施設として使われていましたが、改築されて2003年から資料館となっています。殿様湯は領主である鍋島家御用の温泉で、大理石で作られた殿様湯を利用する事もできます。
東京駅の設計者で有名な「辰野金吾」博士が設計した数少ない和風建築が、武雄温泉新館です。とてもモダンな建物で、現在は武雄温泉の資料館などに使われています。
武雄温泉新館を入って左を向くと、当時の姿がそのまま残っています。とても風情ある廊下の様子
大正時代の大衆浴場、天井などがとてもモダンなデザインです。他にも個室になっている、今で言う家族風呂のような風呂もあります。
階段を上がれば、大広間と八畳間の和室があります。写真は大広間
2階の廊下もとても素敵な雰囲気で、特に中央の窓は独特の形状です。
二階から一回に戻り、先ほどの浴場のは逆方向。入口から入って右側は、女風呂になっていました。
武雄温泉新館の入口を入ってすぐ、中央部分は土産物店になっています。
陶芸体験が出来るコーナーもあるようです。
東京駅などの洋風建築で有名な辰野金吾氏が設計に携わった、全国でも珍しい和風建築。武雄温泉は透明で柔らかな泉質が特徴で、1300年も前から温泉地として知られていました。訪れた有名人では、伊達政宗や伊能忠敬、宮本武蔵なども訪れたという記録が残っています。
保湿性が高く、いわゆる美肌系の温泉です。そのためか、地元の人も多く訪れる武雄温泉。大衆温泉である「元湯」なら400円から入浴可能なので、ぜひ近くに来たら立ち寄ってみてください。
「武雄温泉新館・楼門」
MAP:佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425番地クリックでGoogleマップへ
参考:武雄市観光協会公式サイト
武雄温泉新館動画
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