全くの未経験者が誰の教えも受けずにスタートさせた週末農業、やってみると色々見えてきました。
な~んにも考えずに「やってみたい!」という思いだけでスタートした週末農業。とりあえず収穫したジャガイモは完売して、初めて土づくりから植え付け、収穫そして販売まで一通りやってみました。全くの未経験、誰にも教わらずにウェブサイトの情報を頼りになんとかやれた感じです。
現在の畑はもはや大自然、まだ人参の収穫が残っていますが次に植える準備をしていきます。
とにかくこの季節、雑草の成長速度が凄まじいので草刈からスタート。刈った草はそのまま放置して、畑の栄養になってもらいます。
夕立でずぶ濡れになりながらの草刈、それと同時に相方とこれからどういう農業をやるか真剣に話し合ってみました。
というのも化学肥料を使って農業をやるなら、秋まで時間があるこのタイミングで除草剤を撒いて雑草を一網打尽にしておきたいんですよ。透明なビニールマルチを畑に掛けて熱で雑草を枯らすのもいいですし。ただ有機農法に取り組むなら、土の中に住んでいる虫や微生物を痛めつける事は出来ない。雑草も含めて自然と共存する農業をやらなきゃだめなんです。
通路や畔にも薬品を使ってない今だから、この先どうするかを決めておかなきゃいけません。幸いなことに何年も耕作放棄されていた土地だし、周りも耕作放棄地だらけなので自然のまま生態系が保たれているしね。
通路も観てくださいよ、雑草に埋め尽くされてます。この中には沢山の虫やカエル、トカゲ、ヘビなどがいて、草刈していると次々に飛び出してきます。他にも数十匹の赤とんぼやシオカラトンボ。時どき蜂に追いかけまわされるので、逃げるのが大変w
そんな大自然になってる畑でも、野菜って勝手に育つんです。発芽に失敗したり発芽直後に虫にやられた野菜もありますが、生命力の強い作物なら発芽までの手入れや発芽直後の弱い時期さえ手入れしてやれば有機栽培でもなんとかなりそう。スタートした時は有機栽培なんて初心者じゃ無理だと思ってたんですけどね。
実際にやって感じたのは、土は自然のサイクルに任せておけば間違いないんじゃなかろうかということ。雑草は刈って土へ返し、作物として持ち出した分だけを足してやれば自然の力でやっていけそう。そんな気がするんです。
無農薬有機栽培で雑草との生存競争を生き抜いた人参。小ぶりですけど、スーパーで買った人参と比べて柔らかく臭いも味もすんごく濃いんです。人参は特に強いですね、豆やジャガイモも強い。作物さえ選べば、初心者でも有機栽培は可能。
オクラだって元気に育ってます。
私たちの耕作面積は約2,000平米、福岡市は特例があるので農家の最小耕作面積。農地がもっと広くて専業でやれる農家なら別ですが、こんな面積じゃまともな収入を得る事は不可能。副業でやるにも農業は時間効率悪すぎるので、ブログ一本で副業したほうがマシなレベル。ほとんど趣味というか、どうせ儲からないなら有機栽培でやれるところまでやってみれば良いんじゃなかろうかと提案したんです。
相方は最初から農薬も使いたくないという人なので、この提案には大賛成。という事で、出来るだけ自然に近い状態で有機栽培やります。まあ、全滅しても耕作面積が狭いので、たいした痛手じゃないですから。どんどんチャレンジして、実践からノウハウを身に着けて徐々に規模を拡大したいですね。
何も考えずにノープランで農業始めた農業、本を読んだりウェブで調べてもやってみなけりゃ分からない事だらけ。
農業に限らず何事も行動です、行動がなくては何も始まりません。自分で負えるリスクの中でやってれば、失敗したってチャレンジする機会は何度でもある。非正規社員という便利な制度のおかげで、最低限の生活費を稼ぐことも難しくありませんし。本当にいい時代です、今の若者がうらやましい。昔と比べてチャレンジのハードルが下がってるのですから、行動しなきゃ損ですよマジで。
このあと秋に植える野菜は虫がいないシーズンですからね、雑草の心配もなく今回よりも楽に育てられるはず。次はもう少しうまくやってみせますよ、トライアンドエラーで少しずつ前進していけばいいんですから。
何事もそうですが、まず出来る事から始めてみないと計画も立てられません。行動した人にのみチャンスが巡ってくるし、可能性は広がっていくのです。
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