やっぱ貧乏人には難しい田舎への移住・・・とにかく動きながら突破口を見つけていくしかないんでしょう。
田舎に住みたい!はたして人生負け組の中年派遣社員でも実現できるのか?それとも、人生の勝ち組にだけ許された贅沢なのか・・・なんて感じで始まったこのシリーズ、その3です。
まぁなんでもチャレンジしてみれば、何かしら得るものはあるさ。逆に言えば、新たに何かを得ようとするなら行動するのが一番、棚ボタなんて言葉があっても棚の下にいかなけりゃそれすら無いんですから。そう、買わなきゃ当たらない宝くじ!と同じ理屈、ん?それとは違うかw
今すぐ移住できる状態ではないため、ここで相談したところで具体的にどうなる訳じゃないんですけど。とりあえず最初のとっかかりがココだったので、またもややってきました佐賀県庁。
そうすると予想外の出来事が!
なんとこのサイトをいつも見てくださっているという方がおられまして、いやはや嬉しい限り。他の方にも佐賀ポータルを薦めてくださっているということ。本当にありがたい事です。最近は更新頻度が下がってきていたので少し気合を入れ直さねばと少し反省しながら、少しお話をさせていただきました。
しかしあれですね、サイト見てますという人に会うと緊張しますよ。普段はサイトを更新していても自分ひとりの作業なんです。なので、人の目とかあまり気にしないんですけど「いつも見てます」と直接言われると、この人に読まれるんだと、他の人に読まれてるんだと実感するわけですよ。とうぜん、この記事も読まれると思うと緊張してしまうわけで・・・累計でいくと何十万どころか百万近い人に読まれてるんですよねこのサイト。いや~スゴイ、こんな貧乏派遣社員のヨタ話で大丈夫かよ?と戸惑いつつも、有難い事だな~と感じてしまうわけです。
で、今日は何をしに来たかというと、農業始めたい!という私の野望をお話しをしに来たんですよ。担当窓口が違うのでアレですが、ひょっとしたら同じような事を相談に来た人がいるんじゃないかと・・・そうすれば、何か道が見つかるかと思ったんです。まあ、前回と同じ担当の方がいて、とても親身にお話を聞いてくださるのでそれに甘えたともいえるんですが、とにかくやりたいことが決まっていて、そのために必要なものもある程度みえているんです。しかし、どうやって辿り着けばいいかが分からない。何か取っ掛かりが見つかるかと思たんですね。
で、結論から言うと「ここで具体的な事は分からない」という事。
そりゃそうですよね、あくまでも総合窓口なんですから。例えば佐賀市に住むとなれば、ここから佐賀市の担当者を紹介してもらって具体的な話はそこからでしょう。さらに、今回は移住を後回しにして先に農地を借りたいという話ですから、農地の事は農業を所管する部署又は機関へとなるのは当然の話。えぇ理解しますよ、一応ですが私も元国家公務員ですから。特別職というのが付きましたけどねw
そこで紹介していただいたのが「公益社団法人佐賀県農業公社」です。場所は佐賀総合庁舎4階
電話してから行ったほうがいいよ~と言われていたのに、飛込でゴーです。私は他人とコミュニケーションをとるのが苦手というか嫌いで、かなり重度のコミュ障気味と自負しているのですが、飛込み営業歴は長いんですよ個人法人ともに。なので、やると決めたら意外と度胸あるんですよね・・・って、度胸の問題じゃないですよね。普通ならアポ取るべきでしょう。
ただね、お互いに何にも分からずにいきなり電話よりも、とりあえず一度ぶつかってみたほうが後々電話するにしてもやりやすい気がしたんです。電話よりも直接相対したほうが自分の考えを伝えやすいですし、余計な誤解を生まなくて済む。たとえ担当の方が不在でも、一度訪ねておけば次のアクションが取りやすくなりますからね。
なにはともわれ、まずは正面から当たってみましょう。
意を決して扉を開けて中に入り、要件を伝えてみると皆さん少々困惑気味。やっぱ突然やってくる人は少ないのでしょうか。それでもさすがというか、少し待つと担当の方が来て話を聞いてくれました。
まず最初に確認すべきは、私が考えている事を実現できるかという事。なので「サラリーマンやりながら農地を貸してほしいのですが可能ですか?しかも福岡に居住しています」と、ド直球で聞いてみました。人にものを訪ねるときは、丁寧にストレートが一番。
回答は・・・
「それは難しい」
つまり、そりゃ無理だという話でした。
公社というか日本の制度では、農業従事者しか農地を借りられないそうなんです。私のように他に仕事を持ちながら、兼業農家をやりたいというのは想定していないみたいなんですよ。
え~、じゃあどうすりゃいいんだよ?という話なんですけど、市民農園のような場所を借りたらどうかという話なんです。私のような考えは「趣味で畑を耕す」と取られるらしいんですよね。それでは農業従事者と認められないので、農地は借りられませんと・・・
やるならやるで、ちゃんと研修を受けて・・・農業従事者と認められたうえで自己資金を用意して・・・って、正規ルートでの就農説明をするしかないというお話でした。
ここでやっぱ直接来てよかったと思いましたよ、電話だとこれで終わりです。また取っ掛かりを探して次は市役所か?という話になるところでした。しかし!直接担当の方と相対すれば、熱意を伝える事が出来ます。そして、こちらの意図することを正確に伝えることも可能。だから計画よりもチャレンジ、実際に行動する事が大切なんです。そして困難が多いほど楽しい・・・燃えてきました。
私がどんな形で農業を始めようとしているのか・・・は前回の記事に簡単に書いていますのでよかったら読んでみてください。計画の全貌は、後日、改めて記事にしようと思います。
とにかく遊びじゃないし趣味でもない。真剣に地域活性化や町おこしを職業にしたいということと、自分のこれからの目標などを話し、そのスタートアップに必要なのが農業であるという事。失敗しながらでも実際に農業を始めたい、というか何度か失敗したい、実際に農業に触れて失敗から学び、何年かけてでも農家になりたいという話をしたんです。
すると担当の方が「そういうことなら」と、実際に地域の現場で働いている担当の方に連絡を取ってくれたんです。農業公社として出来る事はないけども、現場の人と直接話せば公社としてではなく個人的に話を聞いてくれる農家を紹介してもらえるかもしれない。という事なんです。
新規就農制度の利用を斡旋する公社として出来る事はないけども、個人間で農地を使わせてもらえるなら農業は出来るとのこと。そのためには、現場の担当者から農家を紹介してもらうのが良いだろうという話しなんですよね。
いや~ありがたいですよ。最初は「そりゃ無理だよ」という感じでしたが、出来る方法を探してみましょうと真剣に対応してくれたんです。
なんだかんだで佐賀の人たちは情が深いといいますか、真剣にお願いすると「しょうがないな~」みたいな感じで真面目に相手をしてくれます。何も持たない人間の話でも耳を貸してくれて、何かしら答えを返してくれます。もうね、佐賀と何の繋がりもコネも持たない、しかも貧乏人の派遣社員ですからね、何度も言いますが「まともに相手をしてもらえる」だけでも本当にありがたい事です。
実際、来るときは門前払いのように事務的な話になると覚悟してましたから。
ということで、少しずつ行動を起こし始めた私ですが、いったいこの道はどこに続いていくのでしょう。
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる迷わずゆけよ
行けばわかるさアントニオ猪木「道」
そう、行けばわかりますよね。
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