八角が香るジワーっと深い醤油ラーメンです。
東京中野中華ラーメンの名店「高揚」の暖簾分け店のパイクウ麺。
九州に来てから中華そば店に行ってないな~と思っていると、佐賀神埼市に東京で有名な中華そば店から暖簾分けした店があると聞き行ってきました。
その名も「高揚」東京にある店と全く同じ店名で看板の書体も同じ、佐賀市から神埼へと向かう34号線沿い横武クリーク公園の近くにひっそりと建っていました。
看板に手打ち麺とありますが、食べログの口コミによると現在は肉体的に厳しくなったために手打ちに近い製品を仕入れて使っているそうです。
店内はテーブル席と一段上がった所に畳を敷いた席があり、おもったより広々としています。時代を感じさせる店内ですが、清掃が行き届いておりとっても清潔。
壁にはメニュー写真が掲示されていて、メニュー選びの参考になります。
ボリュームたっぷり、中華のセットメニューもあります。
コチラがテーブルメニュー。初めて来た店ではおススメを食べておけと言うのが私のスタイルなので、名物メニューであるパイクウ麺(排骨麺)を注文しました。
高揚のセットメニューはコチラ。後から追加されたっぽい「ピリ辛旨い」という高揚ラーメンに興味をそそられます。
さて、楽しみにしていたパイクウ麺がやってきました。いったいどんな味なのでしょう。
パイクウ麺とは一般にパーコー麺といわれるラーメンで、豚バラなどの揚げた豚肉がのったラーメンのこと。パイクウ(排骨)とは中国で豚のスペアリブを指すそうですが、日本では豚バラ肉やロースを使う事が多いそうです。
高揚のパイクウは、おそらく豚カツと同じ豚ロースではないでしょうか。違ってたらゴメンなさい・・・
スープは醤油の優しい色合い、ひとくちズズッといってみると八角の香りが口の中いっぱいに広がります。
う~ん、中華の味だ。八角の香りを支えているベース、土台のスープもしっかりと旨みがある。八角は中華料理ではよく使われますが、食べなれてない人は漢方の風味っぽくて少し戸惑うかもしれません。しかし、さすが東京の名店から受け継いだ味。ガツンとくるエッジの効いた表面的な味ではなく、アッサリしているのにジワーっと深い。飲めば飲むほど旨みが深まっていく、独特の香りとうま味があるスープです。
コチラが麺です。黄色いのは卵麺でしょうか、このチヂレ具合がたまらないですね。シッカリとスープと絡んで、とっても美味しい麺です。
コシがあって程よい太さ、醤油ラーメンにはチヂレ麺が良く合います。
そして、こちらがパイクウです。かなり大きくてボリュームがありますね、食べ応えも満点!パリッとあがった衣、味付けはかなり濃くて、カレーの風味が独特のうま味というか味の深みになっています。
食べた瞬間は醤油とニンニクベースと思ったのですが、味わってみるとカレーの香りがふわ~っと全体を包んでいます。
アッサリとして滋味豊かな優しいスープと、この濃い味付けのパイクウを合わせると絶妙のバランス。具とスープが一体となって、美味しさが際立ちます。
ラーメン一杯ですが、かなり具のボリュームがあるのでお腹いっぱいになりました。一つ一つの味もそうですが、高揚のパイクウ麺は全体として味わった時の完成度が非常に高いラーメンです。
後から調べた情報では、から揚げも美味しいとの事なので機会があれば食べてみたいですね。佐賀市内からも近いので、美味しいパイクウが食べたくなったらぜひ立ち寄ってみてください。
「高揚」
MAP:佐賀県神埼市神埼町本告牟田1180 Googleマップへ
営業時間:11時半~21時
定休日:水曜日
この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合がありますので事前に確認する事をおすすめします。
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