べ、別に有機無農薬栽培とかするつもりは無かったんですよ・・・
さて、久しぶりに農業のお話。ほぼ毎週のように畑に顔を出して頑張っているのですが、かなり悲劇的な状況になっていますねぇ。まあ、ネタとしては面白いし、面積も狭いので大した損害もないので勉強と思って楽しむことにしてます。
結果的にですが、いまのところ完全に有機無農薬栽培になってます。意図してやったわけじゃないんですけど、時間が無さ過ぎて放置農法になってますw
とりあえず、初めて植えたジャガイモは順調に成長し
6月1日の時点でちょうど枯れ始め、バッチリ収穫時期。
試しに2本ほど掘り返してみると、出てきたのがコチラ。芽の所が赤くなっていたので、病気かと思い調べてみると「キタアカリ」という品種の特徴だそうです。やや小ぶりながらも、十分食べられるサイズ。
完全有機無農薬栽培のキタアカリ、生まれて初めての収穫。どんな味に育ったか、楽しみですねぇ。
続いて人参。私が非正規農業を始めて、ジャガイモの次に植えた野菜。この人参がとっても厄介というか、芽が出れば楽なんですけど芽が出ない。
植え方は60cmの畝に15センチ間隔の穴あきマルチを使用し、穴に一粒ずつ種を蒔いて放置。週に一日しか畑に行けないので、初期の水分が不足した模様。
全体の3分の1くらいでしょうか、なんとか芽が出た分は育っているのですが・・・雑草の成長が早すぎて、6月1日時点では畑なのか荒れ地なのか分からない事態に!
それでも、雑草に負けずに成長を続ける人参。最初の頃は、雑草を抜こうとしたんです。けどね、ニンジンの芽ってとても小さくて弱いんです。雑草を抜いたら芽が倒れてしてしまった事から、抜くのを辞めたんですよ。
すると、雑草と一緒に急成長。どうやら、ニンジンは他の草と共存して生きていくようです。雑草をとりすぎて、ニンジンだけにすると次の週には芽が無くなってたりしました。ということで、雑草と共存させてる人参。
畑には鶏糞ともみ殻、鶏肉などを混ぜて発酵させた鶏糞堆肥と、牡蠣の殻を砕いた有機石灰を撒いただけ。そのまま放置状態なので、まるで自然農法みたいになってます。こんなのでイイんだろうか・・・
続いて、最も栽培が簡単だろうと思われた大根。三太郎という少し短め、ミドルサイズの品種。4月の頭に90cm幅の平畝にマルチを貼り、条間45cm、株間30cmで穴をあけて一粒ずつ種を撒いて栽培開始。
最初の一週間で9割ほどが発芽。これは成功だろうと思い、翌週が雨だったので2週間後にやってきてみると・・・見事に全滅。
その原因は、黒い小さな芋虫みたいなヤツ。こいつに全部葉を食われ、小さな芽は枯れてしまいました。
ほら、犯人はコイツです。僅かに生き残った大根に、大量に群がっておりました。
休みの日しかこれないために、雨で畑に入れなくなると更に一週間間が空くんですよ。見つけたときにはもはや手遅れ、厳しいですねぇ。もっと時間があれば、早く見に来ることが出来れば被害は最小限で押さえる事が出来たのに。
ということで、最後の生き残りたち。4本畝があり、全部で500くらい植えた中で生き残りは両手で数えるほど。完全無農薬、有機栽培の大根。自分で食べる分で終わりですね。
最後は、ゴールデンウィークが明けて温かくなってきたのでオクラを撒きました。90cmの畝の真ん中に1条撒き。個人ブログで2条撒きも良いよと書かれていたので、一番奥に二条撒きをして試してみます。
二条撒きは、条間40cm、株間40cmほど。一つの穴に3粒づつ撒きました。
そして約2週間後の6月1日、ほとんど芽が出ず。植えてから一週間ほど雨が降らなかったので乾燥でダメになったんでしょうか。数えるほどしか芽が出ていません。
ジャガイモはもうね、めっちゃ簡単。この程度の規模なら、有機無農薬でも出来そうです。大規模にやって生活がかかってくると、病気ひとつで大変なことになるので無理ですけどね。それにしても、週末農業というか週一回の休日を使った農業なんて、ぶっちゃけムリなんじゃないでしょうか。ジャガイモだけ作ってるなら別ですよ、本当に手間のかからない野菜ですから。
ということで、試しに掘ったジャガイモ
ポテトサラダにして食べてみました。
う~ん、とっても甘くてポテトの味が濃厚。鮮度は抜群、なんといっても数時間前まで土の中でしたから。有機栽培、無農薬、掘りたてのポテトを使ったポテトサラダ。
自分で作った物を食べる、とっても贅沢です。
週末農業で月10万円とタイトルに書かれた本がありますけど、実際にやってみた感想は「普通の人に出来るわけねぇ!」です。
とりあえず来年には四反の田んぼが増えます。本気でやるなら、フルタイムで働いている今の仕事を見直す必要がありますね。実際にやってみて思うのは、作るだけなら難しくなさそう。それよりも、手間がかかるので時間をどうやって確保するのかが問題。まずはそこでしょうね、片手間でやれるもんじゃない。品質の向上はそこから先の話。いきなり出だしでつまずいた感じですが、秋から玉ねぎ、にんにく、大根、キャベツを植えようと思っています。
農業なんてま~ったく何も知らない素人が、何も勉強しないまま、いきなり始めた農業。やっぱ、考えるより馴れろですね、実際にやってみると学べる事が数多くあります。
本を読んでも、やってみたからこそ理解できることが多い。
何事も、勉強して計画を立てる前に「とりあえず出来る事からやってみろ」で間違いないでしょう。やりながら勉強すると、効果抜群。
小さく出来る事から始めて、同時に勉強しながら少しずつステップアップ。そうやって現実を知ることで、始めて計画も立てられるようになる。農業もビジネスなんだなと、実感しました。
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