佐賀市と福岡市は隣どうしで境を接している事を、ご存じでしたか?地元の方は知っていて当然ですが、佐賀に所縁のない人や、福岡市に住んでいる人もけっこう知らない人たちがいます。その福岡市西部の繁華街西新から、南へ真っ直ぐ続く街道を進み、三瀬の峠を越えればそこはもう佐賀市内。福岡市との境界からほど近い、佐賀市富士町という場所に古湯温泉はあります。
古湯温泉は、佐賀市内中心部からバスで約35分、佐賀駅の北側約20km、標高200mの山峡に佇む隠れ里のような温泉街。開湯伝説によると、2200年前に秦の始皇帝から不老長寿薬を見つけるよう命を受けた徐福が見つけたと言われています。
十数件の温泉宿からなる静かな温泉地で、煌びやかさや派手さはないものの、ゆったりとした時間が流れる古き良き日本の風景を残した、期待を裏切らない田舎っぽい温泉街。気心の知れた人と、ゆっくりと湯を楽しむには最高のロケーションではないでしょうか。
温泉宿の裏手にある河川敷は遊歩道のように整備されており、自然が残る河原では地元の子供たちが魚獲りをして遊んでいる。
古湯温泉のメインストリートは、2015年3月末現在工事中でした。通行止めや迂回指示が多いので、通行には十分な注意が必要。アスファルトからカラータイルのような道路に変更しているので、完成すれば観光気分を盛り上げてくれそうです。この通りには古湯温泉唯一のスーパーや、土産物店が数件が並んでいます。
温泉街の中心地の対岸、小高い山の中腹に建つ旅館がまるで領主の館のようです。温泉地を見下ろす高台にあって、景色は抜群。杉乃家旅館からの眺めに興味がある方は、旅館のウェブサイトへのリンクを貼っておくのでご覧ください。
旅館杉乃家公式ウェブサイト
サイト中段にあるフォトギャラリーに、旅館からの眺めの写真があります。
気軽に温泉を楽しむことが出来る「英龍温泉」大正10年にオープンした古湯温泉館をリニューアルした、公衆浴場です。二つの湯を楽しむことが出来る事から、近隣のみならず福岡からも多くの人が訪れる人気の温泉。内風呂のみですが、家族風呂を備えています。
古湯温泉は約38度のぬるめの温泉と、ぬるぬるとした手触りから「ぬる湯」と呼ばれる温泉です。時期によって様々なイベントも開催されており、近場の温泉街としておススメのお出かけスポットです。
古湯温泉公式ウェブサイト
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