大分県の日田市が福岡の天神大丸エルガーラ地下2階に「ひた生活領事館」というアンテナショップ兼事務所を、2015年6月11日オープンしました。地方財政の逼迫から消滅の危機にある地方ということで、地方創生という言葉が盛んに使われるようになりましたが、実際にやっている事は今までやってきた事の繰り返しです。
観光振興、移住・定住促進、企業誘致、どれもこれも失敗と挫折の歴史ですよね。そのうえに、また名前を変えて同じことを繰り返すのでは芸がありませんし、税金の無駄遣い。そこで、最近注目を集めているのが直接観光に来てもらったり移住してもらうのではなく、地方と関わりを持ちながら都会で生活する人を増やしていく「関係人口を増やす」という考え方です。その拠点となりそうな施設が、九州でも人が多く集まる福岡市中央区の「天神」という場所に出来たので紹介します。
2015年6月11日のオープンに合わせて、さっそく見に行ってきました。
日田の新鮮な野菜を運んで直売所にしています、事務所だと入りにくいですが、お店にしてしまえば抵抗なく訪れることが出来ますね。収益を産む事務所ですから、自治体にとっても負担の少ない運営が可能です。
特産品も田舎のイメージを大切にした逸品ぞろい、やまめの加工食品なんて都会では滅多に見る事ができません。
大分県といえばシイタケというほど、”どんこが”有名ですよね。
季節ごとの旬を楽しめるのも、田舎の魅力です。今は梅のシーズンなので、試食もオッケー。めちゃめちゃ美味しそうです!
おォ!と驚いたのが、葉わさびソース。葉わさびの醤油漬け、美味しいですよね。食べられるシーズンが限られているのが残念ですが、それが季節を感じて旬を楽しむという事ですね。しかし、こうして加工してしまえば、一年中葉わさびの風味を楽しむことが出来ます。思わず買ってしまいました。
最新情報をお届けします
Twitter で佐賀ポータルをフォローしよう!
Follow @SagaPortalCopyright © 佐賀ポータル All rights reserved.